流行ってるアドラー心理学の本です。
本屋にいくと、まだ平積みされてますね。
タイトルが「嫌われる勇気」ということで、
みんなのために嫌われる勇気をもっていろいろやっていこう、と思われる方が多いと思います。
しかし、意味合いは逆です。
みんなに嫌われもいいと思って、自分のことをやっていこう、という本です。
人間は社会に生きていて、何かと周りの目を気にします。
そのために自由はなく、何かと自分の考えを押さえ込みがちです。
つらい、めんどくさい、やりたいことができない、など不満がどんどん増えていきます。
けれど、それは思い込みかもしれません。
誰もしてはいけないとは言っていません。
自分で勝手に判断して、やらないようにしているのです。
たとえば、
上司が明らかに無駄な仕事を押しつけてくるのでうんざりしているケース。
上の人に従わないといけないから、指示されたことは文句を言わずにやらないといけません。
でも、考えてみてください。
誰が「文句を言っちゃいけない」と言ったのでしょうか?
無駄な仕事だと思っているならば、それを伝えればいいはずです。
そうすれば、仕事の品質や効率が上がり、会社として上司としても自分にもメリットがあるのです。
ではなぜ、それをしないものなのでしょうか?
答えは、自分を守るためです。
上司に文句を言ったら、相手が不快に思うかもしれない。
そうしたら自分が怒られるかもしれない。
怒られたくないから、文句を言わず黙って仕事をします。
つまり、上司に不満を持っているにもかかわらず、自分が怒られるよりも、黙って仕事をするほうが自分の得になると考えてしまっているのです。
さて、この本の嫌われる勇気と言うのは、
上司にちゃんと文句を言って、それで嫌われても、自分の思う効率のいい仕事をやったほうがいいのではないか、ということです。
この本は、アドラー心理学の要素を、
心理学の先生と、それを論破してやろうと意気込む若者のトークで紹介されています。
ちょっとこれに癖があって、そのトークがあまりこなれてなくて、鼻につくところがあります。
アドラー心理学自体は面白いと思うのですが、わざわざこの本で知らなくてもよいかなと思うのが、私の感想です。
本屋にたくさん漫画でアドラー心理学を紹介したものがあるので、そちらをオススメします。
- 嫌われる勇気/ダイヤモンド社

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