大好きだ、愛してる。 そんな言葉を伝えていた。

だけど帰ってくるのは「嫌い」という言葉。

きっと俺が悪いんだろう。

何かが悪かったんだろう。

けど、俺は「好き」と「愛してる」のふたつが欲しかったんだ。

そうさ俺は欲張りさ。応えて欲しいと願ったのさ。

ずっと一緒にいて欲しいと願ったのさ。

けどそんな願いは叶わなかった。

ああ、そうさ。俺が悪いのさ。

心が狭い、独占していたい、ずっと愛し愛されていたい俺の強い我儘が、あいつを苦しめたのさ。

俺は不器用さ。独占することでしか愛情を伝えられない、ガキンチョだ。

身体はでかくなっても中身はただの頑固なガキさ。

独り占めしたくてたまらないのさ。

他の人間なんざ見て欲しくないのさ。

俺だけを見て欲しい。俺だけを求めて欲しい。

俺は女々しい人間だ。

言葉では言えないさ、俺は口下手だから。きっとちゃんと言えないさ。

だから行動するしかないのさ。

けど、言葉を使えば何か違ったか?

何かを妥協すれば何か変わったか?

そんなことばかりを考えてしまう。

きっと与えすぎたのだろう、愛情を。

きっと伝えられなかったのだろう、言葉を。

「好き」と「愛してる」だけを繰り返した言葉はただの形骸と化していたのだろう。

もう俺にはわからない。

俺の中の「好き」と「愛してる」の伝え方が。

言葉だろうか?

行動だろうか?

身体だろうか?

本当にそれは伝わるのか?

疑問と疑心が積み重なっていく。

誰かと一緒に居続けたい。

けれど俺は俺しか信じられない。

いつ裏切られるかわからない。

そんな疑心暗鬼が俺を悩ます。

心で通じ会いたい。身体で通じ会いたい。

そんな空想、妄想、夢想ばかりが思い浮かぶ。

けどそれは理想。現実そんなことはない。

分かってるさ、そんなこと。

けど、俺は高望みしてしまうだ。

傷つくのも、苦しむのも、壊れるのも分かってるんだ。

だけど求めてしまうんだ。たった1人を死ぬまで愛し続けたいと。

そんな人と共に居続けたいと。

そして言い続けるんだ、本心で。

「愛してる」と。