小雨まじりの寒い朝でした。

庭の金木犀が咲いていました。今年は例年と比べ遅いようです。金木犀の香りは、風に乗って匂うことがあります。何とも言えない奥ゆかしさがあります。

 

 俳句の例句としては、次のようなものが在ります。

  金木犀午前の無為のたのしさよ      石田波郷

  やがてまた木犀の香に遠ざかる      山口青頓

  なほ匂い立つ木犀の雨の花        山口誓子

  金木犀ふいに抱かれて深呼吸       高橋静子

 

  金木犀糟糠の妻の髭を切る         桃源

 

 

 

 

 

 

 

おまけ:

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