新宿御苑・菊花壇展(3)-伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊

 此の上屋には3種類の菊が展示されている。
 伊勢菊は三重県の伊勢地方で発達した菊で縮れた花びらが垂れ下がって咲くのが特徴と解説にある。菊の花とは思えないような縮れ方で面白い。
 
嵯峨菊は京都の嵯峨地方で発達したらしい。箒を立てたような咲き方であるが、細い花びらが真っ直ぐに立ち上がる様はすっきりと綺麗です。今年は花の大きさがむしろ小さいのは何の影響でしょうか。

 丁子は謂ゆまでもありませんが、中国料理の香料の一つですが、それに似ているから付いた名前でしょう。花の中心部が盛り上がりアネモネ咲とも呼ばれるようです。
 
 それぞれ改良され継承されたものでしょう。日本人の微細なところに拘り父子相伝されていく性格が良く出ているようです。
 おまけは鴛鴦です。望遠レンズを持って行かなかったので小さくしか映っていませんが、この池に毎年わたってくる鴛鴦です。今年も年を越え3月に北に旅立つまでこの池で冬を越します。沢山の観光客が来ますが木の陰に隠れており、警戒心が強いので池の中心には現れません。何人の人が気付いているでしょう。多分餌になるどんぐりがこの池の陰に沢山あるのが、毎年渡ってくる理由でしょう。それにしても新宿御苑に戻ってくる磁石は何でしょう。
 
伊勢菊:
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嵯峨菊:
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丁子菊:
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おまけ:鴛鴦
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