新宿御苑(5)-秋日和

 大都会東京の繁華街の新宿の中にある大きな癒しの空間が新宿御苑である。季節ごとに色々な顔をもっている。春は若い命の躍動であり、古い大きな桜の木が春の貌を代表している。夏の新宿御苑は緑陰であろう。大木が陰りを作り夏の凶暴な熱を遮りよりどころを確保してくれる。秋の新宿御苑は老いを包んでくれる。秋日和が透過光の作る空間を確保して静寂が、年寄りの心を擦ってくれる。冬の新宿御苑は次への力を密かに溜めて待機している。春の躍動を確保するために。
 
 まだ葉のついたプラタナスの道は人が少ない方がいい。母と子の絆が強くなる秋(とき)であり、孤独な淋しさを人に逢って癒す時に必要な場である。時雨が似合う。老い洛の恋をDesember Loveという所以であろう。
 
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桜紅葉:
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秋日和:
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