野火止め塚がある。

この塚の用途ははっきりしないようだが、3-4メーターの高さの塚に登ればかなり遠くまで見渡せたであろう。はるか向こうに上る野火の煙の方向を見ながら対策を練ったのだろうか。その頃はこんなに鬱蒼と木が茂ってはいなかったか。冬空に富士山も見えたことであろう。
 
 
 大河内松平家の墓所も立派なものであり、現存する墓所としては手入れもよく出来ていると思われる。ここに何世代の夫婦が祭られていることか。必ず夫人の墓が併設されている。桜の紅葉が少し残っていた。華やいだものは無く墓に手向けられた供華のようだった。この墓の周りは杉林で、そのはるか先に楓の炎が燃え立っていた。
 
 
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