今最も勢いのある業界と言われているIT業界ですが、その中でも需要の高い職種が2つあります。
その1つが「VRエンジニア」です。仮想現実世界を創り上げるスキルのあるエンジニアであるVRエンジニアは、現在IT業界の中でも非常に注目を浴びています。
VRが活用される分野で一番認知度が高いのがゲームで、家庭用ゲーム機やテーマパークのアトラクションなどにも使用されることが多くなりました。その他にも、実際にその場にいるような感覚が味わえるVR動画配信サービスもあります。
また、医療分野では、患部の手術内容の説明などにVRが使われることがあるなど、その活用分野は多岐に渡っています。今後5Gが普及していけば、VRを取り入れる企業が増えることが予想されますので、VRエンジニアとして働く人も増えることでしょう。
もう1つ注目されているのが、「Webデザイナー」です。クライアントの要望イメージに合わせたWebサイトのデザインを制作するのが主な仕事です。デザイン力が優れているのはもちろんのこと、クライアントとの折衝の際などコミュニケーション能力の高さを問われる面が多々あります。
現在Web関連事業は拡大してきており、それに伴いWebデザイナーの需要もますます増加すると考えられています。デザイン能力だけでなく、複雑なプログラミングやWeb記事の執筆までこなせるWebデザイナーを目指せば、引く手あまたの人材になれることは間違いないでしょう。
「SAP」というワードを初めて聞く方もいるのではないでしょうか?SAPとは、「ERPパッケージ」のひとつで欧州最大のソフトウェア会社が開発したものです。
ERPパッケージとは、業務の効率化を目的として作られ、一企業内で部門間の情報共有をしやすくする効果があります。近年では、SAPにAIやRPAを取り込んだ最先端のアプリケーションの開発が進められています。
SAPコンサルタントとは、企業がSAPを導入する際に、経営課題に基づいた最適なシステムの提案と運用のサポートをする職業です。システムエンジニアと似たような立ち位置ですが、SAPコンサルタントはより経営側に近い視点でサポートを行う特徴があります。
また、SAPコンサルタントのクライアントは、複数の拠点をもつ企業が中心となるため、大企業が多くなる傾向にあります。国内だけでなく、海外の拠点との業務管理を目的としたSAP導入案件も多いため、そういった大企業を相手にした仕事に興味がある方には向いているでしょう。
SAPコンサルタントの年収は、企業勤めやフリーランスの平均値で928万円となっており、月収では約75万円と高給です。会社員として務めるSAPコンサルタントよりもフリーランスの方が求められるスキルが高く、より高度な知識を身に付ける必要性が出てきます。
語学が堪能であったり、海外進出のプロジェクトへの参加経験があると積極的に採用してもらえるでしょう。
※おすすめの参考サイト:【フリーランス】SAPコンサルタントへの道