先日の予告通り!MOVIXさいたまへ
ウェスト・サイド物語」を見に行ってきました。



一応言い訳としては都内に用事があったので
その「ついで」というか「合わせ技」といいますか・・・。

まぁ平日だしちょっと前に行けば大丈夫と
たかをくくったのが大間違いで、上映20分前には
前から2列目しか残っておらずギリギリセーフ。
ネットで事前購入する方が多いみたい。

上映前の説明によると何と1961年、つまり今から49年前の作品!
半世紀近く前の映画かと思うとコンテンツの底力を感じさせます。

さぁ肝心の映画ですが、昔ビデオで何度も見たはずなのに
改めて劇場で見ると新たな発見があります。

◆振付
ミュージカルから派生した映画だとは知ってたけれど
この映画のダンスシーン、どうみても動きの基本が「バレエ」。
それもそのはず!振付のジェローム・ロビンズはABTでソリストの
経験があり、NYCBで振付も手掛けたバレエ界の猛者なのだった。。

ダウンタウンの粗雑(失礼)な若者なのに動きが優雅で美しいの。
男性陣はヒップラインがキュッと上がっていてキレイです。

◆コーディネート対決
有名なパーティシーンでは2つのギャング団がおめかしして
やってきますが、21世紀の今もシャーク団の勝利!
ベルナルド&アニタのカップルは紫でコーディネートし
ペペ(ベルナルドの子分)もチノ(マリアの婚約者)も
ベルナルドたちに準じたカラーベースで細いタイがきりりとマッチ。

ジェッツ団で評価できるのはティアード・ワンピースの彼女かな。
ゴージャスなブロンドと水色のワンピースがよく似合います。
あ、もちろんアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞しています。

◆50's、60's
1957年初演のミュージカルと言うこともあり全体を漂うフィフティーズの
ムード。その一方で疑問に思うこと。
「プエルトリカン・・・だけか?」

そうなんです、おそらく50年代後半から盛り上がってきた公民権運動の
ムードはこの作品には一切ございません。
劇中の役者さんでも黒人の俳優さんは数名しか発見できず。

50年代後半から60年代前半において、もはや
移民vs移民という構図はもはや新鮮味もないように思いますが・・・。
という辺りにリアリティがなくまるでおとぎ話のよう。
ま、ファンタジーですな。

まぁあとは
・登場人物はみな歯が白く歯並びも綺麗
・マリアとトニーの自己チューを何とかして!
・日本版をやるならアニタは中島知子(オセロ)
 ドクは笹野高史、マリアは深キョンでお願いしたい
 パーティの司会はルー大柴さんね
・バスケコート以外のシーンは全部スタジオか!

なんて余計なことをグルグル考えながら映画鑑賞は終了。
200席近い劇場はほぼ満席だから1回の上映で20万×1週間で
100万は固い!さいたまは1日2回上映もしてたしこれを年間
50本やるんだから、劇場も権利元も配給も美味しいビジネスだと
思いますよ~。

妄想日本版キャストが膨らんできたので
いずれ日記に書いてみたいと思います(^^)


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