「VC」という言葉を知っているだろうか。これはVoice Chatの略で、SkypeやTS(Team Speak)等のソフトを使ってネット上で会話をすることだ。
PlayStation等のコンシューマ機でも、最近では「常時インターネット接続」が必須なゲームが増えていることもあり、VCの必要性が昔より上がってきていると感じている。
これまではオフライン(ネットに接続しないでプレイする)ゲームを主流においてきた人でも、「VCやってみようかな」と考える人を多く見かけるようになった。
PS4では、「Destiny」の発売を期にMMO勢がテキストチャット時代からVCに多く流れてきた気がする。コアPCゲーマーと比べてVCに慣れ親しみがないと、「とりあえずヘッドセット買えばええやろ」的な気持ちで参入し、ノイズ等の問題でボロクソに叩かれてしまう。
そういった人ほど自分一人で突っ走ってヘッドセット等を揃える傾向があるのはなんとも言えないところ。これに関してはネットのレビューより、実際に使ってる人で詳しい人に色々聞いてみた方が早いし安上がりだ。
そこで、今回は長い目で見てとりあえずVC初心者はこれを買っておけばいいよ的なものを紹介しよう。
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まずはヘッドセットから。
ヘッドセットやヘッドホンというものは、音の出し方も確かに大事ではあるのだが、それ以上に着け心地が重要だったりする。
今回紹介するのは、側圧(横からの締め付け)が軽く、かつコスパに優れるものだ。側圧が軽いものは、長時間つけていても頭が痛くならなかったり、メガネの人でも負担が少ないという利点がある。
マイクの品質も良く(下で紹介するサウンドボードあってこそだが)、迷ったらこれ買っとけシリーズに文句なく追加できるものだ。
さて、ヘッドホンを買ったら今度はサウンドボード(サウンドカード)だ。デスクトップ型PCなら内臓で増設できるタイプがあるが、今回はノートPCでも使えるようなものを紹介したい。 - Sound Blaster X-Fi Go! Pro r2 Creative USBオーディオ.../クリエイティブ・メディア
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USB接続タイプのもので、コスパも良くこれを勧める人は多い。これを経由してマイク端子とヘッドホン端子にそれぞれ繋げれば、「あれ?音良くね!?!?!?マイクもノイズ軽減できてるゾ^~」と幸せになれるはずだ。
「別に今でも音は聞こえてるし必要なくね?」と思うかもしれないが、「サー」というホワイトノイズをかなり軽減してくれるだろう。しかし、マイク自体の音量が小さく、一定の大きさを確保できない場合は、Windowsのマイクブーストを使うしかないはずなので注意が必要だ。
マイクブーストは確かに音量を確保できるかもしれないが、ノイズも一緒にブーストするので注意が必要だ。
その場合、マイクプリアンプ等を別途購入必要があるが、X-fiは「LINE端子」が搭載されていないためにこういった機器の追加は苦手である。あくまでも「マイクの音量は問題ないけど、ホワイトノイズが…」といった人向けだろう。もちろんオンボードのものよりは良くなる可能性は非常に濃厚なのだが。
とはいえ、本気で機材を揃えたいなら当然もっと高ランクな装備を整えるべきだし、かなりの諭吉先生が飛ぶ始末になるので、最初はこの辺からスタートしてみると良いのではなかろうか。
満足できなくなったら、自分好みの音を探す旅に出るしかないので頑張ってほしい。
※ネット回線品質の影響でノイズが発生している場合は、効果が薄いかもしれません。