生い立ち#3--小2の頃のビックリ・エピソード | しろくまのブログーー成人発達障害者の叫び

しろくまのブログーー成人発達障害者の叫び

特定不能の広汎性発達障害の診断を受けたアラフィフ・既婚・子無しの女子です。
当事者ならではの観点でブログを書いてゆきたいと思います。
「Think Diffrent」の可能性を信じて。(実母の認知症の記録も始めました)

久しぶりに生い立ちの記事を書きます。

「生い立ち--誕生時~4歳半まで」
http://ameblo.jp/shirokuma-no-kimochi/entry-11451714125.html

「生い立ち--4歳半~小1まで」
http://ameblo.jp/shirokuma-no-kimochi/entry-11461420064.html

の続編です。

長文なので、お時間がある方だけどうぞ!!







中国地方のW君から、

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大好きなしろくまちゃんへ

しろくまちゃんお元気ですか?

ボクはしろくまちゃんが引越しをしてから寂しくて寂しくてたまりません!(>_<)

大きくなったらしろくまちゃんをお嫁さんにするために迎えに行くので、

それまで待っていてください。
-----

というお手紙をもらった私は、とても疑問に思った……




ナンデ、大きくなるまで待たなければならないのっ?

寂しいなら、今スグ会いにくればい~んでねぇかっ?




母は、「中国地方と関東地方はとても遠いから、子供一人では来れないんだヨ!(>ω<)」と言いました。

しかし、

ナンデ、子供一人では来れない、と決め付けるのだろう???( ̄へ ̄)???

と、不思議で不思議でたまらなかった……

この時私は小1になっていました。





小学校に上がっても相変わらず授業が馬鹿馬鹿しい毎日で、

小1の時に一番楽しかった思い出は……

「一人で帰る下校時の出来事」だった。

いつも通学路を無視して公園に寄っていた。

公園のベンチに座っていた「大人の人」と話すのが楽しかった。





小1の終わり頃、またまた父の転勤が決まり、同市内に引っ越ししました。

スクスクと「偏屈者」へと育っていった私は小2になっていました!o(^-^)o(笑)

そして小2の夏休みが来て、夏休みの課題を考えていた私は……




よしっっっ!

今年の夏休みは、北海道に住んでいる従姉妹のやっちゃんに会いに行くぞぉ~~~~っっっ!o(^-^)o

という決心をして、両親に宣言しましたっ!v(^^)

(何故か大好きだった「W君」じゃなくて、従姉妹の「やっちゃん」に会に行く……笑)




それを聞いた両親は喜んで、

「いつにする~?いつにする~?お母さんも一緒に行くからね~!」

私→ いやだーーーっ!一人で行くーーーっっっ!o(≧Д≦)oガォ~~~~!!




両親、ビックリ!Σ(゚д゚;)汗タラ~




母→ なんでさ~?一人で行ったら危ないっしょ~?いくらなんでも、北海道に一人で行くなんて無理だよ!(>ω<)

私→ ヤダったらヤダーーーーっっっ!o(≧Д≦)oガォ~~~!!絶対に一人で行くっっっ!

母→ なんかあったらど~するのさ~!子供が一人で飛行機に乗って北海道に行くなんて!(>ω<)




そしてこのやりとりを聞いていた父(かなりアスペっぽい。頑固者)が、何を勘違いしたのか・・・・・・




父→ いゃ、お姉ちゃんなら一人で行けるかもしれないから、行かせてみれや!ニコニコ




母、ガックリ・・・・・・・・・orz




そして、

晴れて「一人で北海道に行く計画」が認められ、

子供が一人で飛行機に乗れるかどうかの大調査を開始~~~~!\(^O^)/

「ジュニア・パイロット」というシステムを使えば、スチュワーデスさんに席まで案内をしてもらえるらしい、ということが判明~~(うろ覚えですが……)

そして、母はしぶしぶ叔母に電話しました………電話




母→ 今年の夏休みにしろくまがやっちゃんに会いに行きたい、って言ってるんだわ~~。

叔母→ あら~~!大歓迎だよ~~!やっちゃんはひとりっ娘で遊び相手を欲しがっているから、夏休みの間中ずっとウチに居てくれてもいいよ~!(^^)いつでもおいで~!!

母→ いゃ、それがね……しろくまが「一人で行きたい」って言ってるのさ~~~。(>ω<)

叔母→ え~~~!ショック!何かあったらどうするのさ~~~!?むかっ(語尾が「さ~」なのは北海道弁の為です…笑)

母→ いゃそれが……「一人で行く」って言い張って聞かないのさ~(TωT)

叔母→ 子供一人で関東から北海道まで、どうやってくるつもりなのさ~~~~?むかっ(叔母、半ばキレ気味・・・汗)

母→ 「ジュニアパイロット」で行くって言い張ってるのさ~。(・ω・)飛行機

叔母→ なんなのさ?その「ジュニアパイロット」っていうのはっ!?むかっ

母→ よくわからないんだけど・・・(´ω`)(笑)




と、まぁこのようなひと悶着があったワケなのですが、、、

出発当日が来て、私は勇ましく「行ってきま~~~す!\(^O^)/」と旅立ちました。

羽田空港までは両親の車で送ってもらったような記憶が……。

そして羽田空港のロビーで両親に「バイバ~イ!」と手を振って、

制服を着たお姉さんに、

「ジュニアパイロットで○○便に搭乗予定のしろくまです!どこに並べばいいですかっ?o(^-^)o」と聞いて、無事搭乗!




そして千歳空港に着き、

千歳空港にはべつの叔母さんが迎えに来てくれていて、千歳~札幌(あたり?)まで、車で送迎をしてもらいました。車

その叔母さんは、「やっちゃんちまで乗せてってあげるよ(^^)」と言ってくれたのですが、

私は「ココからバスに乗るのでいいですっ!バス」と言い張り(汗)、

「???」な顔をしていた叔母さんに「ありがとうございました。」とお礼を言って、

やっちゃんちがある地域行きのバスへ一人で乗車をしましたっ!o(^-^)o




車掌さんに、「○○っていう停留所までは何分くらいかかりますか?」と尋ねたら、

40分くらいですよ、と言われたような記憶があります……。

なので、「近くになったら教えて下さい!降りる時にボタンを押さなくてはならないので!」と、車掌さんにお願いをしたような・・・f(^_^;;(笑)




そしてバスを無事に降車して、

父が描いてくれた「バス亭からやっちゃんちまでの地図」を頼りに、

やっちゃんちまで、てくてくと歩きました。




そしてついにやっちゃんちに到着~~~♪o(^-^)o♪

ピンポンを押すとガラッ!と玄関の戸が開いたので、

「叔母さんこんにちわっっっ!やっちゃんに会いに来ましたっっっ!o(^-^)o」と、ご挨拶をしました。

叔母→ わぁ~~、しろくまちゃん、よく来たねぇ~!(^^)やっちゃんも会いたがっていたよ~!(^^)で、お母さんは?(^^)

私→ 一人で来ましたっっっ!(キッパリっ!)

叔母→ そんなことないっしょ~?子供が一人でこんなに遠くまで来れるワケがない。後ろにお母さんが隠れているんっしょ~?(^^)

私→ いいえ!一人で来ましたっ!(ハナイキっ!)

叔母さん、玄関の外まで出てきて確認……目

叔母→ あ~れまぁ~、ほんとに一人で来たんだ~!?∑ヾ( ̄0 ̄;ノ汗汗汗っ




叔母さん、スグにワタシの母へ電話っ!




叔母→ なんなのさ!あんた、ホントにしろくまちゃんを一人でよこしたのかいっ!(怒)むかっ

母→ あ、無事に着いたかい~?(^^)←意外と呑気な母・・・汗

叔母→ 無事に着いたから良かったけど、何かあったらど~すんのさっ!(激怒っ!)むかっ

母→ ごめんねぇ~、よろしく頼むわぁ~(´ω`)




そして、

私が無事に北海道のやっちゃんちに到着をしたとの報告を聞いた父は、

何故か「祝い酒お酒」(笑)←どんだけ変わってる両親なんだよ!!!!汗




やっちゃんは私より一つ年下で、一人娘。

お人形さんのように可愛らしくて容姿端麗。

性格は穏やかで優しい女の子です~(´ω`)

なので、ワガママで不細工で「きかん坊」の私と正反対でした……f(^ω^;




一人娘なので大切に大切に育てられ、

本当に「箱」に入ったまま育てられているみたいな、リアル「箱入り娘」だったやっちゃんは、

一人娘なのでクラシックバレエやエレクトーン、そろばん、お習字、

その他諸々のお稽古事を習っていました。




そして、

私が着ているツギハギだらけのボロボロな服とは大違いの、ドレスのようなお洋服を何着も何着も持っていました。

私は子供ながらに、

「従姉妹同士なのに、この貧富の差はナニ?」という疑問を持ちました……f(^ω^;(笑)




しかし、心の優しいやっちゃんは「恨めしそうな目」をしてやっちゃんのお洋服を眺めている私を見て、

「欲しい洋服があったら何枚かあげるから、どれでも好きなお洋服を選んでいいからね!o(^-^)o」

と、言ってくれました。(TωT)

そして、ハリキッてお洋服を選びましたっ!o(^-^)o

優しいやっちゃんは、クローゼットやたんすからもお洋服を出してきて、全部並べて見せてくれましたっ!o(^-^)o

でも、ステキなお洋服を見慣れていなかったので、目移りして選ぶのが難しくなりました……(@ ̄Д ̄@;)汗




そして、何着か選んで試着をさせてもらい、

お姫様のようなドレスをもらうことになりました!o(^-^)o(帰りはこのお洋服を着て帰ったような記憶があります……)

とても気に入ったのでずっと着ていたら叔母さんに、

「ご飯を食べる時は着替えたほうが良いよ」と言われました(汚れるから)。

そう言われてもイマイチ、ピンと来なかった私……f(^ω^;

私は勉強はトップだったクセに、

ドレスを着てご飯を食べたら汚れる、ということが理解出来ていなかったのです…(ノ´▽`)ノ




次の日、やっちゃんはエレクトーンの練習をしました。音譜




やっちゃん→ しろくまちゃんごめんね、私ね、これから30分間エレクトーンの練習をしなくちゃならないから、この30分間は遊べないんだ!(≧人≦)

私→ へぇ~、そおなんだぁ~(^^)ところで練習ってナニ~?(^^)

やっちゃん→ 私はエレクトーンを習っているから、毎日30分間練習をするように先生から言われているの。

私→ へぇ~そぉなんだぁ~(^^)うん、わかったよ!(^^)でも、見ててもいい?(^^)

やっちゃん→ え!ショック!




でも、心の優しいやっちゃんは、練習をしているところを見学させてくれました。(//▽//)




そして私は、生まれて初めて見たエレクトーンに大興奮っっっ!\(^O^)/

やっちゃん→ しろくまちゃん、待っていてくれてありがとう。練習が終わったから一緒に遊ぼう!

私→ うーーーん……( ̄へ ̄)私はエレクトーンを弾かせてもらいたい!\(^o^)/

やっちゃん→ そぉか!しろくまちゃんは初めてエレクトーンを見たんだもんね!いいよ、弾かせてあげるよ!教えてあげるね!最初はこういう風に弾くんだよ…

私→ それ、さっき見てたからわかるっ!(ハナイキっ!)だから、一人で弾かせてほしいっ!(ハナイキっ!)

やっちゃん→ そっかぁ…わかったよ…(スゴスゴと退散…)




するとやっちゃんは叔母さんに怒られてしまいました!(><)

叔母→ なにさ!やっちゃん!しろくまちゃんのことほったらかしにして!一緒に遊んであげなきゃダメっしょ!むかっ

やっちゃん→ それがさ・・・しろくまちゃんが、一人でエレクトーンを弾きたい、って言うのさ……(TωT)

叔母→ そんなワケないでしょう!しろくまちゃんはエレクトーンを習ったことが無いんだよ!だからやっちゃんが教えてあげなくちゃダメでしょう!むかっ

やっちゃん→ それがさ……教えてあげようと思ったんだけど、一人で弾きたいって言うのさ……(TωT)




そして、叔母さんがエレクトーン部屋へ入場~~~!(笑)




叔母→ しろくまちゃん、やっちゃんがエレクトーンをおしえてあげるって!(^^)

しろくま→ いや、私は一人で弾きたいんです!(^^)

叔母→ やっちゃんと一緒に遊ばなくてもいいのかい?(@@)

しろくま→ はい。(^^)一人でエレクトーンを弾かせてもらいたいんです!




そしてその数十分後、ワタシは当時流行っていた歌謡曲をスラスラと弾きこなしたらしい……!f(^ω^;




叔母さんもやっちゃんもビックリ!(@@)




そして叔母さんはまたしてもスグに母へ電話っ!(>ω<)




叔母→ しろくまちゃんを何て言うエレクトーン教室に通わせているのさ~~?

母→ エレクトーンって、ナニさ~?(´ω`)

叔母→ オルガンみたいなやつさ~!今しろくまちゃんがやっちゃんのエレクトーンを弾いてて、やっちゃんより上手なんだけど、一体どこで習わせてるのさ~?

母→ ウチにはお稽古事を習わせるほどの余裕は無いよぉ~。




それから毎日、何時間もやっちゃんのエレクトーンを「ハイジャック」し、

好きな曲を弾き続けたらしい私……(耳で音を取って「感覚」で弾いていた……7歳!)




そんなこんなで楽しい時間はあっという間に過ぎ、関東へ帰る日が来ました!

私の「奇人変人っぷり」を理解してくれた叔母は、

「しろくまちゃんなら一人で関東まで帰れるね~!」と言ってくれました。f(^ω^;

そして、無事に帰宅~~!\(^O^)/




帰宅後に思ったこと。

「子供だから一人で遠くへ行けない」というのは間違いであるっ!( ̄へ ̄)

子供だって、いろんな工夫や知恵を使えば一人でも遠くへ行けるのだっ!( ̄へ ̄)

現にワタシがそれを「証明」したではないかっ!( ̄へ ̄)=333(ハナイキっ!)」

(しかしさすがに子供なので、「そしてその為にはお金が必要である」という部分まではわからなかった……笑)




そして、あらためて思ったこと。




「なのにナンデ、W君は私に会いに来ないのか~~?o(≧Д≦)oガォ~~~!!」←ソコかよ!!笑




しかし、子供の毎日というのは刺激的な出来事や楽しい出来事が多いので、

私はその後、W君のことはスッカリ忘れてしまいました……(//▽//)





「W君へ北海道旅行の報告のお手紙を書く」、などという「常識的な発想」は私のアタマにはこれっぽっちも無く(汗)、




「究極の放置プレイ」………(//▽//)




その後もW君からは何通かお手紙をもらったような記憶があったのだけど、

「楽しいことを発見すること」や、

「知らないことを勉強する」ことが楽し過ぎた私のアタマの中からは、

W君の存在はスッポリと抜けて、「単なる過去の人」になってしまいました……

そして、「過去の人」という記憶すら忘れてしまっていました……




3歳の頃はあんなに大好きだったのに……!ハートブレイク

そして、W君も私を好きでいてくれたのに……ハートブレイク




なんて残酷なことをしてしまったのだろうか、とココロが痛みます……




今、W君はどうしているのかな?

W君は優しい人だったから、きっと幸せな結婚をして、幸せな家庭を築いているんだろうな。




W君は私のことを覚えてくれているのかな?(´ω`)

それとももぅ、忘れちゃったかな……(-ω-;)




もしW君に会えるなら、

もう一度会ってみたいな。

















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