今日は
今日は木曜日。
病棟は昨日とはうってかわり、なんとなくいつものまったりした空気が流れている。
大学病院は、教授回診がピークなのだ。
月曜に入りなんとなくソワソワしはじめ、火曜日は回診に向けた準備で一杯いっぱい、
終わってしまうと、もう気分は週末♪って感じで、まったりモードなのだ。
昨日までの戦場がうそのようだ。
バタバタ資料の作成に追われていた研修医は、病棟ナースとダラダラしゃべっているし、
かくいうネーベンのボクも昼からブログを書いているのだ。
オーベンはオーベンで全く病棟に顔をださない。
どこでなにをやっているのだか。。。
昨日までの熱心さはどこへやら。
やっぱり回診がないと病棟へこないものなのかな。
それにしても昨日はスッチーはお高かい雰囲気だった。
いかにもスッチーという感じで、
感じのいい子はすくなかったなぁ。
まあ、次に期待かな(^^)
教授回診終了!!
やっと昼ごはんを食べてきましたー。
今日の教授回診は長かったですぅ。。。
12時過ぎに終わるはずだったのだけど、
ある症例で、火がついてしまって、、、
さらにプレゼンする研修医が、結果的に油を注ぐ感じになって。
エンエンガクガクと一時間半も、教授の質問攻め。
あーーー、疲れた~。
そう聞くと、すごく熱心な感じに聞こえるけど、
聞く質問は教授の研究テーマに関することなんだな。
それ以外はパスパス!って感じで。
ほとんど興味を示さない。
回診のポイントは、的確なプレゼンをして、スムーズに終わらせること。
ただ研修医が要領が悪いと、ドツボにはまってしまって、
今日みたいな結果になるのだ。
患者さんにとってプラスはあるか、といえば
プラスマイナスゼロかな。
マニアックな話が治療に反映されるかといえば、
長い目で見れば10年後とかに反映されるかもしれないけど、
いま、目の前にいる方には関係ないことが多いかな。
しかもその教授の一言のおかげで、しなければいけない検査が何個も増えたりするし。
大学は研究機関だからといえばそれまでだけど、
なんともいえない複雑な気分になりますね。。。
まあ、終わったことだし、しっかり残り働いて、今日は早めにテッシュー。
夜は青山で、インターのスッチーとお食事会♪
かわいい子くるかなぁ。
教授回診
は~い、こんにちは。
明日はなんと!!!
教授回診です。
毎週水曜日午前にやるのである。
教授をはじめ、講師陣もほぼ全員参加。
医局の毎週行われる一大イベントっ感じかな。
だから週が始まり、火曜日になると病棟全体がソワソワし始める。
やはり教授回診を中心に動いている感じである。
さすが大学病院、まさに大学病院である(^^;
普段は全然病棟に顔をださない、オーベン(上司)やチューベン(研修医の兄貴的存在)は病棟に現れ、
受け持ち患者さんの状態の把握に精を出す。
雑用におわれている忙しい研修医を捕まえて、
「○○さん、状態どお?」
とか
「△△さん、プレドニンの量どうなっている?」
というようにである。
研修医はたまったものではない。
ただし医局の世界は、まさに縦割り世界。
下克上はないのだ。
しかも研修医レベルで上司に逆らうと、完全にはぶられてしまうのだ。
そっちの筋顔負けの怖い世界。
それが白い巨塔の世界なのである。
腹痛
腹痛は難しい。
というのも、単なる便秘や胃腸炎から、急性虫垂炎(盲腸)にいたるまで、病気が幅広いからだ。
しかも見逃すと生死にかかわることがある。
最近は誤診で訴えられたりするし、怖いのだ。
その方も着たときは単なる胃腸炎程度かなとおもって、
痛み止めの注射をして、よくなると思っていたけど、
全然よくならない。
盲腸の可能性もある。
しかしここでは緊急手術はできないし、抗生剤を投与して、
もう少し強い痛み止めを使って様子を見てみた。
全然痛みが引かない。。。
さすがにあせってくる。
ここではラチがあかないから、もっと大きい病院に紹介することにした。
ところが電話をかけても、どこもかしこも受け付けてくれない。
体よく、今日は病棟がいっぱいだとか、検査ができないとかで、断られる。
大学病院や大病院である。
とはいえ、逆の立場で考えると、断っていたことを思い出す。
朝方の5時の、急性腹症。怖いですね。
結局11件目!!!の電話で受け入れ先が見つかった。
救急車を呼んで、転送の手続きをした。
かなり難治性の痛みだった。大きな病気でなければいいな。。。
当直にいってきました。
当直から帰還。
今日は土曜日だから、病棟には軽く顔をだしてゆっくりと休養予定。
病棟は研修医君たちがやってくれているのだ。
当直は、安眠のつもりだったけど、かわいいナースにつつかれて寝るどころではなかったのだ。
というのは冗談にしても、昨日は大変だった。
夜中の2時までは完勝ペースで、ほとんど患者さんはこなかった。
たまっていた論文を読破し、いい感じだったのだけど。。。
さて寝ようかと思ったそのときに、呼びだし電話がなった。
プルプルプルーーーーー。
『はい、内科当直です。』
『患者さんからお電話が入っています。』
『もしもし、内科当直です。』
『寝ようと思ったら急におなかが痛くなったんです。』
『我慢してたんだけど、ぜんぜんよくならなくて・・・』
内心これは断れないなと思い。
『いらしてください。』といって電話を切った。
眠れない孤独な当直の始まりだった。
ブログスタート
これから白い巨塔の真実を述べていこうと思う。
なーんて、かたぐるしくしてもしょうがないので、気楽に書いていこうかな。
教授回診や、こわーいナースのことなんかを書いていく予定。
そうはいっても今日は時間がない!!
今日はこれから世田谷にある病院にいって当直だー。
ゆっくり安眠するぞ。