「もう、戻って来る事は、ほとんど無いんだろうし、
 売っちゃった方が、イイんじゃ無いの?」

妻の梅子さんが、そう言うモノだから、
今のマンションを、売る事にしました。

(由香さんも、北海道に来てくれる事に成ったしね…)


不動産屋さんのネットには、
今日から、掲載される事に成っていたのだけれど、
驚いた事に、掲載前から何軒かの内覧希望が有ったのです。

こんな、ど田舎のマンションだっていうのに…。
日本の不動産業界は、どう成っているのだろうか?


実は、ここのマンションは、今、2部屋が売りに出ていて、
おいらの部屋が、3部屋目なのです。

前の2部屋よりは、ウチの方が、
ちょっとだけ、グレードは高いのですけれどね…。

でね、別に、マンションを売って儲けるつもりなど無いので、
前の2部屋よりも、半額くらいの値段で、売り出したのです。

それで、希望者が続出したのだろうと思う。


今日、部屋の内覧に来た、高齢の男性。
(恐らくは、シングル。 そして恐らくは、おいらと同世代)

「さすがに角部屋だけに、日当たりは抜群ですね~。
 それに、風通しも凄く良い」

それは、誰もが言う事です。


「だけどオレ、ヘビースモーカーだから、
 クロスは、全部、張り替えた方がイイですよ」

そんな事は、全然、気にもしていないようで、
「余りにも、安い金額だったので、ビックリしました」
と、言う。

「いや、それはさ、リフォームを前提にして、考えているから」
と言っても、全然、気にしていない感じ。


「エレベーターの騒音は、気に成りますか?」

「エレベーターの騒音は、全く有りません。
 ただね、窓を開けると、川の音が、ちょっと煩いんだけれど」

「川のせせらぎは、却って、心が和みますよ。
 非難訓練とか、消化訓練とかは、どう成っていますか?」

…この人、普通の内覧者とは、ちょっと違う。
考えている事が、ほとんど、おいらと一緒なのだ。


だいたい、男の一人身なのだろうに(それも結構な歳だし)、
こんなに広い部屋を、買おうって言うのが、
そもそも、かなりの金持ちなのだろうと思う。

…まあ、おいらも、そうだったのですけれどね。

別に、親近感も何も無いのだけれど、
この人となら、一緒に酒を呑んでも良いかな?

って、思わず、思ってしまった…。


まあ、誰が買ってくれるのかは、分かりません。
出来たら、引っ越しをする前に売れてくれたら、大成功です。
 

 

 

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