2005年の話です(時の流れは速い。。)
僕が学生時代から憧れたロックンロール・バンド「C」
の結成30周年ということで「C」ファンの間では
何かを期待してざわついてました。
ネット時代に突入していたのでファン間の交流は
ファンが集まる掲示板で盛り上がってました。
僕もせっせと掲示板への書き込みをして全国の
見知らぬ人たちと文字で交流していました。
当時は「C」のコピーバンドをやりたくてメンバーを
募り結成にこぎつけた時でそのことも掲示板に書いて
ました。
そんな時、大阪のイベンターがアマチュアバンドを
集めてライブイベントの計画が打ち出され、僕は
まだバンドも結成したばかりで出演オファーを断り
客として参加することにしました。
このイベントは関西のロックンロール好きが集結し
多彩なバンドが集まるものでした。
このイベントの開催前日に掲示板を通して僕に
直メールが届きました。
読んで観ると・・・
「九州のHと申します。明日、イベントに行きますので
よろしくお願いいたします。」
と、ご丁寧なメールを頂き・・
わざわざ九州からですか。。ご苦労さまなことです。
と返信しました。
更にもう1通メールが来て・・
「大阪のIです。明日伺います!!、実はライブ前に
貧ちゃんと会いたいねん、話があるんよ」
と言うので「では、開演前に喫茶店で会いましょう」と
返事を返し、
当日を迎えました。
当日、九州のHのことはすっかり忘れてて、大阪のIと
会うことを楽しみ、というか話て何やろ?とそれだけを
考えて指定した喫茶店で僕はIを待ちました。
喫茶店に入って5分もしないうちにIが店に入ってきました。
初対面でしたが風貌がいかにも。。怪しい。。
Iは、僕を見つけると「貧ちゃんですね?」と声をかけて
きました。僕の顔は以前にやってたバンドの画像や映像を観て
知ってたそうです。
Iには、連れがいて2人対1人の構図で会話が始まりました。
Iも連れのSも、いかにも暴◯団の風貌、、
名刺を出され、案の定「山◯組◯◯総業・・・」、
やっぱりな。。
僕はロックンロール業界に暴◯団の影があることはバンド
活動をしてきた中で重々知ってましたしメンバーにも、
イベンターにもそういう人達がいて交流があったので特に
何も感じることなく普通に接しました。
で、「話て何?」と僕が切り出すとIが、、
「実は、貧ちゃんに連絡する前にE(大阪のロックンローラー)に
Cの結成30周年のイベントをCを呼んで大阪で打ちたい、主催は
俺らではなく九州のIやねんけど、この話をEに打診したら、
えらい上から目線で・・・」
「大阪でイベント打つなら大阪でCのコピーバンドをやってるMさんを
通さないと大阪ではでけへんよ」
と言われたそうで、
「なあ、貧ちゃん、Mてそんな凄い人なのか?Eも偉そうに言いやがって
そいつらどんな奴?」
て聞いてきたので、
「MさんはC好きで有名、Eも踊る人で普通の一般人で・・・」
「まあ、ふたりともC愛が溢れる人らやね」
と答えると、Iが、、
「今日来たのはな、そのEちゅう奴をしばきに来てん。偉そうに
文字で上から目線で・・でも、そいつの顔知らんから貧ちゃんに
教えてもらおうと思ってん」
なるほど。。僕に事前に会いたいという理由がこの時分かりました。
僕は、
「話は分かったけど、Iちゃんらのプライドが許さないことやろうけど、
カタギ(一般人)を怪我さすんはもっと許されないことと思うけどな、
そんなことしたら九州のHも喜ばんと思うで」
Iは、
「確かにそうやけど。。腹立ってしゃ~ない」
僕は、
「EはIちゃんの素性は知らないんやろ?知らないからそういう言い方
したんやと思うで、知ってたら丁重な返事返してると思うけどな。
ここはグッとこらえてCの30周年を大阪で成功させるべく動くべき
と思うし、そのための協力はさせてもらうからこらえてな」
Iは、
「分かった、九州のHとは組の系列が違うけど掲示板で知り合い、
お互いCの大ファンやから今回の企画を二人で考えてん、
貧ちゃんも協力してな」
で、なんとか事を収めることになりました。
Eとは以前にある女性の掲示板でモメたことがあり、電話で
おもくそ喧嘩したことがあり当時は腹立たしい奴で、本音は、
Iにしばかれたらおもろいけどな。。と心では思ってたのですが
なぜか止めた僕でした。
この一件は、Eも未だ知らいない話であります。
この後に企画されるCの大阪ライブの前に僕はIとHに誘われ、
名古屋のCのライブに行くことになりました。えらい気前の
良い九州のH、ライブの打ち上げで飲み食いさせてもらい
楽しい時間を共有し、その後はCの大阪ライブ開催に向けて
僕も尽力することになりました。
しかし、この直後から暗雲が漂い始めて・・・
この続きはまた書きますね。
長文ご拝読ありがとうございましたm(_ _)m