基本的にカットされてる部分も多いんですけど。
しろあです。
実写ドラマ版の『凍牌』が面白いよ、という話をしました。
実写ならでわのヒリヒリする感じ、残酷シーンでのイタイタしい感じが魅力。
また、麻雀シーンを丁寧に時間をかけて描いているのも好感が持てます。
面白かったので現在テレビで放映中のアニメ版『凍牌』も見てるんですけど、
こちらはクールの中である程度ストーリーを収めきる必要があるためかテンポが速く、
エピソードが割愛されていたり、麻雀シーンがあっさりしてます。
とはいえ、実写ではなんでこうなった? とわからない部分があったんですが、
アニメを見ることで「なるほど、そういう理屈だったのね」と気づけることがあり、
より深く物語や、勝負時の仕掛けがわかるようになりました。
個人的に好きなシーンは、熱いキャラである堂嶋が、マージャン卓を飛び越えて主人公Kを蹴り飛ばすシーン。
ドラマでは蹴った瞬間にポーズがかかる演出があり、笑えます。
アニメでは卓上に立って、Kを見下ろしながら説教するありえないシーン。
この堂嶋がKを蹴る理由についてはアニメ版の方が分かりやすくて助かりました。
堂嶋がキックするだけでも面白いけど、やっぱりその理由もわかるとより楽しいですからね。
また、見ているうちにだんだんと麻雀のルールを覚えてきました。
特に点数の数え方。どのように点数が上がっていくのかが『凍牌』を見ているとよくわかります。
この仕組みに関してもアニメの方が分かりやすいでしょう。
また、残酷シーンが多いこの作品なので、
少年漫画の絵柄で表現している分、アニメの方がマイルドです。
そういう見やすさもあります。
だからちょっと残酷なシーンが苦手な方は、アニメ版なら楽しめるのではないでしょうか。
先にアニメ版はテンポが速く、割愛されたシーンがあると言いました。
逆にドラマ版で割愛されているシーンがあり、
『大辻VS主人公Kの歯をかけた勝負』(アニメ第16話『秘密』)はワンエピソードとして楽しめる作品でした。
純粋な麻雀ではなく、”サンピン” というゲームで、トランプのブラックジャックのような遊びです。
牌を引いて、合計点が31に近い方が勝ち。超えると負け。
互いに引いていき、31ぎりぎりを目指すか、近い数字で妥協して勝負するかの駆け引きが面白い、
だれでも分かりやすいのが良かったです。
まずこの話から入っても十分楽しめるでしょう。
面白ければ、はじめから見ればいいしね。特に大事なネタバレになる部分もないし、
むしろ ”なんでこういう状況になっているのか” を追っていく楽しみができていいかも。
てなわけで。
アニメ連載も終盤、面白くなってきたところ。
よかったら一緒に最終話まで追いかけましょう。