白鴉(shiroa)のビバラムービー

白鴉(shiroa)のビバラムービー

~~映画生誕100周年に灼かれたバカの映画遍歴
& アマチュア作家 平塚白鴉のおバカで役立つブログ

まとまりました。

 

しろあです。

 

意外と加筆訂正分が少なかったので、スムーズに編集が終わり、

今年も『FXで簡単! マネーマシンの作り方』をリリースすることができました。

この本の投資法がいかに堅牢で、きちんと儲かるかは私がこのブログで

ずっと毎月報告していることからも証明済みです。

だからもしいぶかしんでいる人がいたら、私の毎月月初にアップしているブログを確認ください。

また、テーマを『ポイ活部』でくくると、

約10年前からのポイ活からの軌跡も確認できます。

 

 給料じゃお小遣い足りないから投資ができない

 → ポイ活でコツコツ増やせばいいじゃない

  → 増やしたお金を投資に回せばいいじゃない

 

ということで増やしたお金はもはや100万円を超える、ということになってます。

10年前の1円の積み重ねが10年間で100万円を超えるお金になるのは、

まさに投資の効果、意義なんですよね。私としては。

 

今回発売した『FXで簡単! マネーマシンの作り方』は、

本当に誰でも簡単にマネーマシンで毎月の安定副収入が得られるだけじゃなく、

 

 投資についての正しい考え方、マインドの持ち方について

 多くの紙幅をついやして説明しています。

 

ここが大事。別に、私の手法は納得できない、怖い、となれば

マネしなくてもいい。でも、この投資への考え方は知っていてほしい。

 

絶対に、役に立つから。

 

それこそ、投資詐欺にかからなくなるから。

投資詐欺にかかるのって、投資のこと知らないから、うまい話に乗せられるんですよ。

専門家に任せれば安心、と思ったら大間違いだからね。

 

そして、これから世に出ていく子供たちにも知っておいてほしい知識でもある。

なにせ、自分の人生をデザインするには、それなりにお金がかかる。

普通に給料だけじゃ、難しいはず。

投資を利用し、お金の不自由を解消すれば、

より豊かに、選択肢の多い人生をコーディネートできるようになるからね。

 

本当に、日本人って投資に対して情報弱者だから。

この根本を変えていきたいと私は本気で思ってます。

 

そして!

今までは電子書籍版のみの発行で、限られた人しか読めませんでしたが、

(これもメディアについてこれない一般人の問題があるわけだけど)

誰でも手に取り読めるように、ペーパーバック版、リアル図書として

発行することができました!

 

これでプレゼントだってできるぞ!

 

私はさっそく、姪っ子にプレゼントするために買いました。

きっと、未来で彼女の人生の役に立つように。

 

ということで。

意外と読まれている私の本、『マネーマシンの作り方』の最新版。

是非、読んでみてね。

 

電子書籍版:550円

ペーパーバック版:1100円 

 

う~ん、安い!

以前、Netflix版『今際の国アリス』でちょっと紹介しましたが。

 

しろあです。

 

なんかデスゲームめいたギャンブルっぽいなと思って映画版を見たんですよね。

『嘘喰い』。

はじめは ”梅しば” を食べて「あんた嘘つきだね」のキメ台詞をいう主人公に、

大丈夫か? と思いながら見てたんですけど。

話はなかなか面白い。

映画で付け加えると、重要な女性キャラを白石麻衣さんが演じてますが、

まったく口調と雰囲気がちぐはぐで大丈夫か? と思ったのですが、

それでも映画メインのギャンブル、ババ抜きをモチーフにした「ハングマン」という恐ろしいゲームは、

映画『カイジ3』のラストギャンブルに似ていて、シンプルだけど、しっかりと面白い。

まぁトータル的には見て楽しかった映画でした。

 

LINEマンガで『凍牌』を読んでるときに、原作の方の『嘘喰い』を見つけたんですよね。

映画もまぁよかったので、原作はどうかな? と思いながら読み始めました。

 

絵は非常に迫力があり、描き込みも緻密。情報量が多いからか、非常に読んでて疲れる。

が、内容は面白い。

作者の頭の中が変則的過ぎて、演出がよくわからず、かなり考えないと

 

 なんでこうなったんだ? どうつながってるんだ?

 

と物語に迷子になる感じは多々ありますが、

それでも作りこみが甘いとか、ご都合主義ではなく、

あくまで作者の表現力不足(演出下手、絵は上手いぞ!)なだけなので、決してマイナスにはなりません。

 

ギャンブルが見せ場ですが、デスゲームを取り仕切る

”賭郎立会人” というキャラが、時々バトルするんですよね。

特にこのアクション演出がよくわかんない。

けど、あんまり本筋に関係ないのと、とりあえず勝ち負けなどは先に進めばわかるので

物語の理解には問題ないでしょう(^^;

 

肝心のデスゲーム部分。

特に『ハングマン』以降の『迷宮のミノタウロス編』からは、難解を極めます。

ゲーム自体は表向きはシンプル。

そこにルールが加わるのですが、これが結構複雑。

もちろんゲームに勝つためにはこのルールをしっかり把握し、

基本的にはそこから必勝のトリックを編み出して戦うわけなので、

ここをさらっと読んだだけでは「え、今なんでこんな感じになってるの?」となるだけではなく、

「このあとどうやって逆転するんだろう?」という推測すらできなくなってしまいます。

 

もちろん、ゲームを逆転する時には、そのトリックを明かしてくれるのですが、

「……そうだっけ?」と置いてけぼりになってた感じがしばしば。

『迷宮のミノタウロス』は特に逆転につぐ逆転と、大どんでん返しの連続なので、

もう読んでるこっちも理解に追いつかない。

 

 が、面白いんですよね。

 

何度も繰り返して読むことで、もっともっと面白くなると思います。

作者、めっちゃ頭いいですよ。

 

もうひとつこの作品の褒めるべきところをご紹介しましょう。

よく漫画では特殊能力が出てきますよね。

ありえない身体能力、という部分では賭郎立会人や一部のキャラはそうなのですが、

それ以外、肝心のギャンブルでの戦いに関しては、

その逆転のトリックにファンタジーめいた特殊能力は使用しません。

 

例えば一流の手品師みたいな、器用さの極みのような、

人間の努力や、才能で取得可能なレベルの ”特殊な才能” は登場しますが、

ありえない特殊能力はないんです。

非常に読者の知識レベルと公平性があり、誠実なトリック作りと言えます。

 

だからアッと思うし、なるほどと思うし、

知らない知識に関してはそうなんだ! と知的好奇心も満たしてくれます。

 

いろんな知識が広範に出てくるので、頭のいい人ほど、すごく面白く楽しめるでしょう。

 

絵も週刊連載とは思えないレベルの緻密さ、美しさであり、

物語の情報密度も小説レベルという、非常に重厚な作品です。

 

私も完結まで読む自信がないんですけど……。

部分部分だけでも十分楽しめるので、漫画アプリの無料部分だけでもまずは試してみてはいかがでしょうか。

 

 

私の投資主戦場はFXですが、今日は金(GOLD)の話です。

 

しろあです。

 

金の高騰が止まりません。

投資の話をしていると、まず第一に声に上がるの金。

次に投資信託、株式投資……と続き、FXに関しては「危険らしいね」となんとなく肩身が狭い気持ちになります。

 

投資の勝ち組として、金について質問されることがあります。

私のメインとする戦場はFXなので、金については専門ではありませんが、それでも一般の人に比べ金投資については知識があります。そこで、一応、質問には回答しておりますが。そんな問答について今回はまとめていきたいと思います。

 

質問 金をなぜ買わないんですか?

 

回答 物理的に増えないからです。

 

これは価値が上がる下がるという話ではなく、1kgの金は放っておいても1kgのままということです。

ん? なにを当たり前のことを言ってるんだ?? と思われるかもしれませんね。

しかし私の投資先の貨幣というのは勝手に殖えてくれる特徴があります。

私の運用法では毎月 1%以上の利益を狙います。ということは、毎月1万円が1万100円になるということで、何もしなくてもどんどん殖えてくれる。

価値が上がろうが、下がろうがどうでもいい。ほっとけば殖えてくれるんだったら、物理的に増えない金より、貨幣の方がええやん。

そう考えてるので、投資先としては金よりもFXになってしまうのです。

 

質問 金はこれから上がりますか、下がりますか?

 

回答 ゆるやかに上がります。

 

貨幣を使った社会だからなんですけど、資本主義の原理なんですけど、お金はどんどん発行して増えていく、一人当たりに割り当てられる量が増えていくのでインフレが起こります。インフレが起こればそれにつられて物価も上がっていきます。そこんところのバランスをうまくとり、生活や物価の急激な変化を起こさせないのが政治の大きな役割なんだけど、よっぽど新しい経済の仕組みにとってかわらない限り、世界で連動した貨幣の価値は緩やかに上がり続けます。

となると。価値のある物質である金は、そのインフレに比例して少しずつ上がっていくことになります。これが根拠です。

もちろん一時的な急落はあるでしょうが、逆に価値を失い下がり続けても、100年、200年という長い年月で考えれば必ず右肩上がりで上昇します。

 

参考に紀元前ローマで格式ある人物がまとっていた正装(おそらく聖衣、クロスと呼ばれるものです)の価値が、金20gくらいだったそうです。現在の大統領などが着用する最高級のハンドメイドオーダースーツなどは約50万円が相場。金の価値が25000円だとするとちょうど 金20gくらいということになります。

……つまり物価の上昇に吊られて金の価値も上がってるので、実は2000年前と変わってないんですよね。

逆に言えば歴史の中で時代や国に応じて新しい貨幣が生まれては消え、と繰り返してきましたが、同一の物質で等価で存在したのは金だけかもしれません。銀やプラチナもその金に付随した価値設定と言えます。金本位制とかね。

 

質問 金をいつ売るのがお得ですか?

 

回答 何を期待してるかで答えは変わります。

 

最大に儲けたい、一番高値の時に売りたい! と思っているなら、先に説明したように、1000年後、2000年後に売ればいいでしょう。子孫に託すのもありです。生きている間というならば、死の直前がおすすめです。

10万円儲けたい! と思ってるなら、10万円の利益が出た時点で売ればいい。

 

ひとつアドバイスしておくと、いつ売っても別に損は無いということです。

最高値を付けた後に急落、そのタイミングで売ると、「1日前だったらもっと利益が上がったのに」となんか損した気持ちになるかもしれませんが、別に買った時より値上がりしてたなら損してないでしょ? 

私のおすすめは、①目的の利益に到達したら売る ②期限定めておき、その期限が来たら売る というタイミングです。

 

質問 金の売買についてアドバイスをお願いします!

 

回答 定期的な、定額での購入で着実に元本を殖やしましょう。

 

だいたい相場の読み方が、とか。より儲けるために、とか。

そんな欲の皮のつっぱったことを考えているといいお金は巡ってきません。

金の売買の王道スタイルは定期購入。少しずつ元本を増やしていくことです。

先に説明したように、右肩上がりに増えていきますので、一時的に下がっても、結局また上がっていきます。だから少しずつ積み立てればOK。

また、上り幅は今後どんどん広がっていきます。我々投資家は投資商品の値動きを〇〇円上がった、下がったという見方をしておりません。百分率での評価で 〇%上がった、下がったという見方をします。

金も同じ。1%上がった、下がったという観点でみんなプロ投資家はみています。

つまり、金の価値が 1万円ならば 1%の上昇は 100円の利益ですけど、

          3万円ならば 1%の上昇は 300円の利益となります。

今後、金の価値が 10万円になったら、1%の上昇は1000円の利益。

元本がどんどん増えていくことで未来での上昇は大きなものになっていくということです。魅力的でしょ?

 

質問 じゃ、金の投資の方がいいんじゃないですか?

 

回答 毎月の安定した利益にならないので却下です。

 

確かに。FXの貨幣価値は時代に応じて変化はするものの、右肩上がりに上がり続けるものではありません。貨幣価値の均衡によりどこかで必ず落ち着き、そのあとはレンジ相場が続きます。

右肩上がりに上がり続ける金は魅力的な投資対象ですが、それでも毎月の安定した利益が期待できる投資対象ではありません。だから、私はマネーマシンを作りたいのでFXを今後も利用していきます。

 

 

 

※ ここでお知らせ。

この金についてのエッセイは、新刊『FXで簡単! マネーマシンの作り方 2026年版』に掲載する原稿です。

もうすぐ発行予定。

発売したらまたブログで紹介するので、みんな、買ってくれよな!

ちゃんと儲かる実用的な投資本の割には500円と格安だよ。

 

せっかくなので英語版も作ったよ。

 

しろあです。

 

前回、自分が使いやすいLINEスタンプが欲しいから、

自分で作ったよ、って話をしました。

せっかく作るんならワールドワイドで販売できる英語版もついでに作ろうということで、

同じデザイン、文章を英語に置き換え、場合によってはちょっと編集してるけどね、

作ってみましたよ。

https://line.me/S/sticker/32618227

 

日本語版と合わせると、おんなじ絵柄だけど、ちょっと違う雰囲気で送れるものもあるから、

よりバリエーションが楽しめると思います。

 

しっかし、世界をシェアにすればちょっとは売れると思いきや。

ぜんぜん売れないので、無名で飛び込んでもラッキーパンチはほぼ当たらない世界だと感じました。

 

amazonで本を販売する方が、まだ閲覧されてます(笑)。

ということで、もし使い勝手が良さそうなら使ってみてください。

過去最高益です。

 

しろあです。

 

高市トレードのお陰で円安が進み、ようやくトランプ関税からのダメージが回復、

評価損益がプラスとなったので、ちょうど区切りがいいだろうということで決済。

その分、いつものトレードよりも利益が増えております。

 

 1月のFXの損益は 12.1%の利益となりました。

 

本業がサービス業なのでボーナスは1か月分とちょっとなのでたいしたことは無いのですが、

単月の投資の利益がほぼ同額となりました。

そのうち複利で回るのでそうなってくるだろう思ってましたが、実現するとちょっと感動ですね。

 

一部お小遣い用の切り崩し、十分な資金を再投資に回しました。

 

ポイ活のTikTokLiteとクレーンゲームはPayPayポイントが稼げますが、

PayPayのポイントも投資に回すことにしました。

基本的にPayPayポイントはお中元、歳暮、ちょっと高価なお菓子を買う時に使う、

ちょっとした贅沢への補填だったんですよね。

PayPayのポイント投資はいつでもポイントの出し入れができるのが魅力で、

「じゃ、必要な時に切り崩せばいいじゃない」ということになりました。

 

PayPayの投資はなかなか魅力的で、空売り(知らなくていいです)や

レバレッジを効かせた投資ができるので、並みの証券会社よりも自由度が高い。

特にS&P500への3倍レバレッジが選べるのが魅力で、

だったらこれにポイ活で得たポイント全部つぎ込めばドルコスト平均にもなるしいいじゃない、

ということで運用していくことにしました。

 

最近の投信ではやっているノーロード(手数料無料)ではないのが玉に瑕ですが、

それでもレバレッジ3倍ならそんな手数料簡単に吹っ飛ぶくらい長い目でみれば余裕でもうかるので、

 

 これでいいやん。

 

という結論に。

ちなみに名称を「S&P500」にするのは商標関係で不味いんでしょうね、

「米国の500の企業に連動で運用」という項目になっています。

私のおすすめはこれのチャレンジコース。

 

まとめると

PayPayで『ポイント運用』を選択。

いろんなことを「許可する」を選択しポイント運用ができる設定にする。

その後、ポイント運用選ぶ先は12種ほどありますが、

その中の『値上がりすると約3倍プラスに』の中にある

『チャレンジコース』、”米国の500企業に連動して3倍の値動きを目指す”へすべてのポイントを投入する。

また、溜まったポイントはここにすべて突っ込んでいく!

 

あとはほっとけばOKで、2、3年後にはいい感じに1.5倍、2倍に育ってくれるでしょう。

これはかなり低リスクで魅力的な投資の選択肢といえます。

 

以前からこのことは知ってたんですけど、手数料を取られるのが癪でしょうがなかったんで手を出さずにいたんですよね。

でもま、投資信託で気軽にレバレッジをかけられる、

実際にS&P500を運用していて、十分な利益を得た経験できたので、

年も明けて新しいことをするにはちょうどいいんじゃない?! という気持ちではじめてみました。

 

気軽にできる投資なので、ぜひみなさんもどうぞ。

ポイ活の向こう側、より稼げる裏技ですよ。

LINEスタンプを作ったよ。

 

しろあです。

 

基本的にはスマホ関係で課金することはしません。

私は古参のPCユーザーということもあり、

PCって、そもそもお金かけずにあらゆるコンテンツを楽しむためのものだよね?

足りないものは自分で作ればいいよね?

というスタンスで使ってますので、課金して何か便利にしていくということはほとんどありません。

 

ま、それをやりはじめるとPCは無限なのでお金がいくらあっても足りないということもあるんですけど。

 

LINEも基本のスタンプでまぁ問題ないと思うんですけど、

それでも「ああこれがあればいいのに!!」という使いたい時に使えないことが多々あって。

 

 だったら自分で作ったらいいじゃない。

 

と思って、KindleFireHD10を使い、遊んで操作を覚えたメディバンペイントを駆使して作りました。

https://line.me/S/sticker/32617998

 

自分用なら、販売せずに無料で使えるって申請もできるらしいんですけど、

せっかくなので販売用として登録してます。

 

ま、日々大量のスタンプが新発売される中、埋もれるのは必至なので売れるわけないんだけど。

よかったら見てみて使いやすそうなら使ってみてくださいね。

 

原作読んでから感じるんだけど、映画はダメだ。

 

しろあです。

 

10数年前に話題になり、今では新潮文庫の100冊の中にも入ってきた『蟹工船』。

いつか読もうと思っていて、青空文庫からダウンロードしてました。

途中、映画も作られたので観たんですけど、クオリティも低くなんか微妙。

これが名作なのか? と疑問がわき、さらに原作を読みたいなと思ってました。

 

ようやくタイミングがきたので読んでみたよ。

東北、北海道の登場人物が多い話なので、方言がきつく意味不明な部分も多いんですけど、

それでも空気からだいたい何を言っているかは察することができます。

そんなちょっとした暗号解読ゲームをしながらなので、

辛い人には読みにくいでしょうが、内容はめっちゃ面白かった。

 

よく言われている、不当な労働環境の人間が蜂起し、管理側の人間に歯向かう話なのですが、

ここにいろんな要素が含まれてきます。

 

蟹工船、という特殊な仕事。

船上という密室での物語であること。

意外に資本主義経済の本質に迫った、ビジネスの話が根底にあること。

ロシアと日本の思想上関係なども垣間見えること。

 

我々のしらない仕事の内容って、やっぱり面白い。

蟹工船内での過酷な労働環境はすさまじく、労働基準法で守られたいまの労働環境が如何に恵まれているかが分かります。

カニを獲って、その船の上で缶詰まで作っちゃう、漁と工場を合体させた船だから「蟹工船」。

 

過去の文学作品の中で ”海上冒険小説” というものがあります。

私はポーの『アーサーゴードンピムの物語』が好きなんだけど、スティーブンソンの『宝島』とか。

日本にも優れた作品がたくさんあり、意外と現実に起きた事件をモチーフに作られた作品もあります。

船の上、ある意味治外法権の世界では、時に船長のような権力者が絶対的な力を持ったり、

剛腕のものが暴力で支配したり、とかく独裁的な環境になりやすいんですね。

だからこそ普段の社会では見られないような光景が繰り広げられる。

 

『蟹工船』の場合は企業の幹部として乗り込んでいる ”監督” が最大の利権者。

船長といえどお金を出している資本元の大手企業には頭が上がらないわけです。

この ”監督” の独裁がすごくって、人権完全無視。

しかも「おまいら、ここで働けてラッキーなんだぞ! 感謝して仕事にはげめ!」とか

とんでも理論で仕事を強要する。

これで暴動が起きないわけがないですよね。いうこと聞いてると稼ぐどころか死にますから。

この辺が本作のミソで、どのように不満が募り労働者が蜂起していくか、

その反乱がどういう結末を迎えるのかが読みどころとなっています。

 

資本主義経済のビジネスについても触れられているのが面白い。

これは先の監督の論理になってくるわけだけど、監督は監督で自分が任された蟹工船で利益を上げなきゃいけない。

蟹工船も1隻だけじゃなく、他にも数隻あり、それぞれが利益をどれくらい上げられるか競ってます。

だから自分の船の成績が悪いと自分の進退にも関わるので、労働者への当たりも強くなる。

こういう話が苦手な人は斜め読みで十分だけど、企業に働くサラリーマンたちには「わかる~」という話でもあります。

 

ロシアと日本の関係。

第2次世界大戦前までというのは思想でも大きく違いがありました。

日本は共産主義をダメな思想だと排除しようとしていて、労働者にもそのように教育しています。

作中でカニ漁の合間に遭難する人が出てくるんですけど、その労働者がロシア人に助けられます。

そこで助けてくれたロシア人が、言葉は通じなくても身振り手振りで

蟹工船での労働環境はおかしい、反抗し、自分たちの労働環境を改善してもらうべき、

というのと伝える。

アカ、の思想は良くないと教え込まれてた労働者が、ロシア人のその考えを聞き、

「むしろロシアの考えの方がまともじゃない?」と思うわけです。

この辺も政治が苦手な方には難しい話かもしれませんが、面白いエピソードです。

 

これは個人的に面白いと思った部分ですが。

小説って、何かと登場人物に名前をつけたがるじゃないですか。

私は小説を書くとき、その名前に意味が不要であれば不必要につけないようにしています。

私が読んでほしいのは物語であり、人物ではないからです。

多喜二さんもそういう考えなのか、蟹工船ではほぼ固有の名前は登場しません。

船長、監督など筆頭に、労働者もその役割やあだ名で呼称します。

例外で1名くらい名前が登場しますけどね。

 

どちらかというと、労働者側視点での共感を得る話だと思いますが、

あんがい管理職サイドの人間が読むのも勉強になる内容です。

中にはヒヤッとする人もいるんじゃないでしょうか。

 

ということで、労働する人はみんな読んだ方がいい作品だと思います。

そして、じぶんの仕事環境を客観的に考え直すと、いろいろ見えてくるんじゃないでしょうかね。

 

外出先ではKindleが大活躍です。

 

しろあです。

 

仕事の休憩時間、本を持ち運ぶのもいいんだけど、

電子書籍で読むのも結構便利。

古いFireFDタブレットを使って昔の名作を読んでます。

 

 

先日、乱歩の『吸血鬼』を読みました。

乱歩の長編といえば明智君と小林少年コンビが事件を解決する、

どちらかといえばちびっこ向けの少年冒険小説。

しかしながら、作品にちりばめられている着想は大人も「おっ」と思う部分もありなかなか楽しめますよ。

少年少女にギリアウトくらいの残酷描写と昨今の小説ではなかなか見られない耽美的な表現はさすが。

 

今回『吸血鬼』を読んでみました。

江戸川乱歩が、戦後の高度経済成長時の日本を舞台に、いかに ”吸血鬼” たる化け物を表現するか?!

非常にその辺に興味があったんですよね。

 

いつ吸血鬼が出てくるか、出てくるかと読んでいたら……

あれ? 終盤の明智君の謎解きに差し掛かっても出てこない。

最後の最後でやっと、

 

 こんなのはとても人間の所業ではない。

 吸血鬼だ。吸血鬼じゃなきゃこんな残酷なことはできないんだ。

 

という、乱歩の所感として ”吸血鬼” が出てくるだけ。

 

こちとら生き血をすするとか、死体の血液が抜かれているとか、

人が蝙蝠に変身して飛び去るとか、定食の餃子に入っていたニンニクのにおいにひるむとか、

そういうブラムストーカー的な吸血鬼の要素が欲しかったのに。

これじゃ、ただとってつけただけで、別に吸血鬼じゃなくても ”化け物だ” とか、

現代的に言えば ”サイコパスだ” と置き換えても一向に作品に影響がないはなしです。

 

とまぁ、がっかりだったんですけど。

そのあと、あっと驚くサプライズが用意されていました。

 

ラストもラスト、ほぼ蛇足の部分。

事件の後日譚が少し語られるのですが!

 

作中に登場した美女、事件でなんとか生き残ったのですが、

その後密室で殺されてしまいます。

すぐに駆けつけた明智君。現場で内容をうかがいます。

警察はすでに部屋の中を隈なく探しつくしたのですが、

明智君は「犯人はまだこの中にいますよ」と自信満々でいう。

 

美女は椅子に座って死んでる。この椅子は最近かったばかりのものらしい……

 

 お?

 

と乱歩ファンなら思うわけです。

 

 こ、これってもしや?!

 

読み進めるとまさに!

 

 『人間椅子』やん!!

 

作中では乱歩をイメージした小説家が共犯者として登場、作中で死んでるんですけど。

その小説家が『人間椅子』を発表してるよ、と明智君は読んで知ってた。

この事件はこの小説を模して実際に殺人を行ってる、だから犯人は椅子の中にまだいる! ってわけ。

 

まさかね。

ここでセルフオマージュが登場するとは。

 

乱歩の傑作短編『人間椅子』。

これはとある小説家のイタズラ、金持ちのお夫人を恐怖に落とすためのイタズラで結末を迎えます。

殺人事件にしてしまうと、模倣も怖いし、恐ろしすぎるからだと思うのですが、

イタズラですかすところも作品としてはどんでん返しになり面白いし、

実は……という深みまで与えてさらにゾッとさせる効果も生んでいると思います。

何度読んでも、楽しめるのは本当に素晴らしい。

だからネタバレで、人から話を聞いた後からでも、ぜひ乱歩の語り口で、オリジナルで読んで楽しんでほしいところです。

 

実は事件はおきませんでした! という肩透かしが『人間椅子』だけど、

読者としては実際に事件として起きたらどうだろう?? と思ってしまうのは人情でしょう。

乱歩もそんな期待に応えたかったのか、たまたま自分で ”美しい構図” がはまってしまったのか、

『吸血鬼』でセルフオマージュをかましました。

 

先にもお伝えしたように、今度は殺人事件として!

 

おまけのような後日譚で語られるサクッとした事件ですが。

長編小説全体がこのための布石だったと思えるほど仕掛けになっており、

 

 美女の死とその犯人の結末が、実に美しく感動すら覚えます。

 

はっきり言って、ミステリーとしてはダメダメなんだけど。

この乱歩の美意識にはちょっと圧倒されましたよ。

 

てなわけで。

『人間椅子』が大好きなみなさま。

是非、『吸血鬼』を読んでみてくださいね。

人気のあった「コンフィデンスマンJP」の韓国リメイク版だよ。

 

しろあです。

 

日本版はとっても面白かったですよね。

日本が得意なドラマの面白さってこういう作品だと私は勝手に思ってるんですけど、

そのお手本のような作品だったと思います。

 

楽しく、面白い作品ですが、はたして韓国版でアレンジされたらどうなるでしょうか?!

過去、日本の映画やドラマが韓国で製作されたものをみると、期待しかありません。

シナリオの作りこみが凄いんですよね。

日本だとこういう表現しないだろうな、というところに踏み込んでる部分もあり刺激的でもあります。

 

 見てみたよ。

 

基本的なエピソードは日本版を踏襲していました。

アレンジを加えて再構成しており、エンディングが違うので

「ああ、この話ね」と思ってみていても違う展開が楽しめます。

 

しかし、残念ながらそのアレンジは決して成功しているとは言えませんでした。

「ドクターX」のパロデイ版のエピソードのエンディングは、非常に粋で騙し方も、騙された方の返しもカッコよかったんですけど、韓国人にはこの感覚はわからないのかな? ただの勧善懲悪のようなエンディングに劣化しており、それならそのまんまぱくって欲しかったなぁと思う次第です。

 

基本的に日本は1話完結なんですけど、韓国版は1.5話くらいで話をより緻密に作りこんでストーリーを描いています。

1話もきっちり1時間ほどあるので、ちょうど日本版の2倍くらいになるかな。

悪徳美術評論家との戦いを描くエピソードはかなり良かった。

リメイク版の中では一番のデキかもしれません。

きっとシナリオスタッフも得意なんじゃないかな? ドキドキハラハラの金庫破りシーンはさすが。

 

話を作りこんでいる分、見ていて疲れることもしばしば。

結構見ながら寝ることも多く、戻して再生することが何度かありました。

 

韓国版の見どころは、主人公ユン・イランの過去編。

こどもの頃に誘拐されて……というオリジナルのエピソードなんですけど、

全編を通して少しずつ紐解かれていき、ラストエピソードにつながります。

日本版でもやっとしている主人公ダーコの過去を、

しっかり補填してメインシナリオで描いてくれているのは素晴らしいと思います。

 

個人的には『コンフィデンスマンJP』の方が面白かった。

細かな部分、遊び心が感じられる演出からも『コンフィデンスマンKR』は、

日本版を非常にリスペクトし、全力で作りこんできたのは疑う余地はありません。

むしろ、日本版より映像はいいし、予算は相当かけて作ったんじゃないかと感じられます。

 

だからどっちが面白い! というよりは好みの問題。

きっと韓国ドラマファンは「KR」の方に軍配が上がるんじゃないかな?

 

あなたはどっちが好みでしょう?

 

コンフィデンスマンが好きなお友達とヘイトなコメント無しで話し合うと盛り上がるかもですね。

アンチエイジングの話が長くなって。

 

しろあです。

 

その間にいろんな映像作品も見ていたので、遅ればせながらレビューしていこうと思います。

 

今回はNetflix版の『今際の国のアリス』シーズン3。

シーズン1、2で物語としては綺麗に完結しているので

続編はいらないくらいでしたが、人気だったのでしょうね。

調べてみるとオリジナルストーリーとのこと。

 

アリスとウサギ、その他一部のプレイヤーは現実世界に帰ってきたわけですが。

今際の国で何やらたくらむ人がいて、

その人の罠にかかりアリスとウサギは再び今際の国でゲームをすることになります。

 

何かしらの理由で先にウサギが今際の国に行くのですが、

それを助けるためにアリスも追ってその世界に。

今際の国で以前と同じようにデスゲームをするのですが、

アリスとウサギは平行して別ルートでゲームを進めておりなかなか出会えない。

 

なかなかこの構図が面白いし、主要キャラクターの立ち位置の設定もうまく、

ウサギを助けながらゲームをクリアしていくキャラは、アリスにとって敵であったり。

強敵が仲間になってともに戦うことになったり。

前作同様、主人公側のキャラたちもどこで脱落していくかはまったく読めないし、

それぞれの散り方もなかなかカッコよかったり。

 

細かいところは抜きにして作品自体の設定、構図、ストーリー展開は十分面白い楽しめるものでした。

 

ただ、残念なところはいくつかあります。

ゲームの性質上、運の要素が強いものもあるのに、主人公はするりとクリアする。

こういうのはよくないよね。

主人公がゲームをクリアするのはいいんだけど、そのクリアの理由が ”運が良かったから” というのじゃ納得いかない。

今際の国のアリスなら、頭脳戦で勝利していって欲しいところ。

 

また、頭脳戦で頑張ってるゲームもあるんだけど、

ゲームルールの盲点をついたり、相手の裏をかく心理戦がやや足りなかったり、

結局運要素が強かったりと、魅力的なゲームであるものの、物足りないゲーム展開もしばしば。

 

そして一番大切な黒幕の理由がなんかよくわからない。

理由だけじゃない、なんで黒幕には今際の国と現実世界を自由にコントロールするよう力を持っているのかもわからない。

こういうゲームは黒幕だから、主人公だから万能だとかすべてが許されるとか、ワイルドカード的な状態にしちゃうとやっぱり面白くなくなってしまう。

 

特にこの手の作品は、限定的な力で弱点を持つくらいじゃないと面白くない。

その限られた条件の中でいかに知恵を絞り機転を利かして戦っていくか。

それを見るから面白いんだよね。シーズン1、2にはそれがあった。

 

ということでちょっと残念な部分もあったけど、それを考えても十分に楽しめる作品でした。

 

さて。

今際の国のアリスといえばデスゲーム。

シーズン1,2で見たことのあるゲームを今回もいくつか使っています。

 

それだけではなく、新たなゲームも追加。

 

ひとつはゾンビゲーム(正式名は覚えてない)。

ゲームスタート時、多数の一般人と、少数のゾンビに分かれる。

本人以外、誰が人かゾンビかは不明。

一定時間ごとにそれぞれのプレイヤーがカードゲームでバトルをします。

そのバトルによって人のままか、ゾンビになるか、

ワクチンを使って人に戻るか?! と変化していきます。

数ターン繰り返し、ゲーム終了時点で人とゾンビのどっちが多いかで勝敗が決まるわけです。

 

……なんか知ってるな。

予想通り、だいたい思った通りのストーリー展開。

こ、これはどこかで似たゲームを見たことがあるからだ!

 

——2026年4月からアニメ化が決まった『ライアーゲーム』。

TVerでは年末12月にドラマ版を期間限定公開してました。

久々にみて、めっちゃ面白い! と興奮してたんですが、ふと思い出したんですよ。

 

 あ、「パンデミックゲーム」だ。

 

ゾンビゲームと『ライアーゲーム』に登場する「パンデミックゲーム」はほぼ同じ性格のゲームでした。

 

シーズン3のラストゲームは未来ゲーム(やっぱり正式名は覚えてないし、調べる気もない)。

主人公たちは上から見ると縦数列、横数列で区切られた四角い部屋の中央に閉じ込められます。

主人公たちはポイントをもってゲームに臨みます。

1ターンごとに部屋を選んで移動します。

ただ扉を選択するのは考えどころで、部屋の壁には自分たちの未来の姿が映ってます。

便宜上 上、下、右、左 と部屋に壁があるとすると、それぞれの壁に自分の違う4つの未来が映るのです。

ゲームマスターは言います。「その未来は本当に起こる未来だ。それを選択するかどうかはお前ら次第だ」

嘘くさいですが、そんなことを言われると幸せな未来を選びたいですよね。

また、扉によって開けるために必要なポイントが違います。

だからどの扉を開くのか、自分の残りポイント数を考えながら選ぶ必要も出てくるのです。

 

ゴールはどこかの部屋にあり、そこから脱出するのが目的です。

 

……なんか台無しなルールだなぁ。

主人公たち数人が一緒にゲームを進めるのでもっと細かいルールもあるんだけど割愛。

残念なのはルール聞いた時点で「未来、関係ないやん。ただどこかにあるゴールを総当たりで探すだけやん」と気づいちゃうとこです。

しっかりところがどうして! ラストゲームだったこともあり結構しっかり作られてて、

頭脳プレイというより、人間の情緒にうったえかけるゲーム展開でなかなか面白かったです。

部屋によりトラップがあるところなんかは映画『Cube』っぽくていい。

 

まぁ不満もあるけど楽しめた。

と、思ってたんですよね。

 

——今、LINEマンガで『嘘喰い』という作品を読んでるんですけど、

それに「迷宮(ラビリンス)ゲーム」が出てきました。

 

 ん、こ、これか!! どうやら未来ゲームもアイディアぱくってきてたようです。

 

ルールは全然違うんだけど、マス目状の部屋に閉じ込められてゴールを目指すのは一緒。

しかし『嘘喰い』の方はルールや部屋の構造などをしっかりと利用した頭脳戦。

ある部分、プレイヤーそれぞれの特殊能力バトル(スタンドや超能力じゃないよ)となっており、

逆転につぐ逆転で展開の面白さも素晴らしい。

ただ、あまりにも難解過ぎて内容を完全に把握するのは相当時間をかけ何回も読み返す必要があるでしょう。

そういう意味でも奥深く面白い。

 

是非シーズン3が面白かった方は、『ライアーゲーム』と『嘘喰い』も併せて読むことをお勧めします。

 

私が気づいたのはこの2ゲームだけど、

他のオリジナルもきっと原案があるんだろうな。