エサをたいらげた後はピカレツ大百科の柔軟剤がほしいとの要望で雑貨屋に行きました。店内を2、3分物色した時点ですでに大百科は警備員のマークにあっていました(笑)
80年代っぽい不自然なシャツイン、ぱんぱんのリュック、片手におむすび、終止半笑いのため僕にはどうみても国家の反逆分子にしか見えませんでした。
そして柔軟剤を選んでいたところ
「お前らはいいなぁ。お前らと違って俺は幼少期は海外だから海外製のじゃないと肌に合わないんだわ」
「夜10時以降は迷惑がかかるから洗濯機は回させねーよ」
など調子にのってお得意のアウトローな言動が目立ちはじめました。そしてついに言ってはならないことを言いました。
「これ、詰め替え用パックないからだめ」
え~!?なんで?なんと今まで散々食べ物を粗末にしてきて急にエコを語り始めたのです。全く信じられない心境です。
僕は思わず拳を握り締め、左ボディー
「散々粗末にしやがって。農家の痛みだ」
返す刀で立て続け様の右ストレート
「ゼロコーラばっかでカロリー粗末にしやがって。これはノーマルコーラの恨みだ」
といきそうになりましたが胸まで振り上げた拳を下ろし、なんとか堪えました。
堪えた僕を見て、乱闘を警戒しさきほどまで警棒を構えて囲んでいた3人ほどの警備員が胸を撫で下ろしたのは言うまでもありません。なんとかその場は丸く収まりました。体型が丸いだけに。
なんとか怪我人を出さずに柔軟剤を手にいれた大百科が
「でも実は今、レノア使ってんだよね~」
と言った時はさすがに本当にシバこうかと思いました。
店を出ると今度はいつもの
「女の子がいるお店に行きたい!」
が炸裂しました。
僕の帰りたいという主張が却下されるのは分かっているので
「これで遊んできて」
と10万円を手渡し、僕だけ帰ることにしました。軽いカツアゲなんです。ピカレツは深くお辞儀をしていました。
駅に向かって100メートルくらい歩いて振り返るとまだお辞儀をしたままでした。
先週はそんな感じでした。
ではおやすみなさい。
画像はバナナの皮で遊ぶピカレツ大百科。


