① 餓鬼とは何か
餓鬼は仏教の世界観に出てくる存在で、
生前の強欲・嫉妬・執着の報いで、死後に飢えと渇きに苦しむ霊です。
特徴:
•いつもお腹が空いている
•食べ物が炎や泥に変わってしまい食べられない
•人間のそばをうろつく
•執念・怨念・欲望のかたまり
つまり、餓鬼は**「人間の煩悩が化けた霊的存在」**です。
② 節分の鬼の正体
節分の鬼は、もともと
疫病・飢饉・不幸・争いをもたらす「目に見えない悪い気」を人格化したものです。
日本ではこれが
仏教の「地獄の鬼」+「餓鬼」+「怨霊」+「山の魔物」
と混ざって、角があって牙がある鬼の姿になりました。③ なぜ餓鬼と似ているのか
節分の鬼はよく
•欲張り
•怒りっぽい
•人のものを奪う
•飢えている
•人の家に入ってくる
という性格で描かれます。
これはまさに 餓鬼の性質そのものです。
つまり節分の鬼は
「この世に入り込んだ餓鬼や悪霊をまとめた存在」
として視覚化されたものなのです。
④ なぜ豆をぶつけるのか
豆は仏教的には
•生命の象徴
•清浄なもの
•五穀(穢れを祓うもの)
餓鬼は「清浄なもの」を嫌うため、
豆を投げることで欲と執着の霊
(=餓鬼・鬼)を追い払うという意味になります。
「鬼は外」とは
**「自分の中の餓鬼的な心を外に出す」**という意味でもあります。
結論
節分の鬼の正体の一部は、餓鬼である。
ただし
餓鬼=個人の欲の霊
鬼=それが災いとして外に現れた姿
という違いがあります。
なので節分は、
外の鬼を追い出す儀式であると同時に、内なる餓鬼(欲・怒り・妬み)を祓う行事なのです。





