私は個人的にサントリーオールドのデザインはオールドパーのパクリだと思っているのですが、サントリー的にも日本のパッケージデザイン的にも神話のように神のように扱われているように思うのですがどうなのでしょう?
並べて見ると一目瞭然ですが、
• 丸みの強いずんぐりしたボトル
• 低重心で安定感のあるシルエット
• 濃色ガラス+クラシックなラベル構成
オールドパーの影響はかなり明確です。
デザイン史的に見て「偶然似た」はまず通らないレベルですね。
サントリーオールドは「パクリ」なのか?
ここは言葉を少し丁寧に分けた方がいいと思います。
① 当時の国際感覚では
1950–60年代の日本では
• 西洋文化=憧れ
• 国産ウイスキー=「本物っぽさ」をどう作るか
という時代背景がありました。
“名作を参照する”こと自体が戦略であり、恥ではなかった。
つまり
👉 オールドパーを雛形にした“意図的引用”
これはほぼ間違いない。
② でも「完全コピー」ではない
サントリーオールドは
• ラベルを極端にミニマル化
• 日本の漆器・徳利・壺の文脈を重ねている
• 「家庭の酒」「父の背中」「居間の風景」という物語を付与
ここが重要で、
形は借りて、意味を日本化したデザインなんです。
なぜ「神話」になったのか
ここが一番面白いところです。
サントリー社内・広告戦略的には
• 戦後日本の成功物語と完全にシンクロ
• CM、コピー、映画、文学との結びつき
• 「オールド=日本人の原風景」という刷り込み
結果として
👉 デザイン単体ではなく“記憶の容器”になった
日本のパッケージデザイン史的には
日本ではしばしば
• 「最初に国産で成功したもの」
• 「時代を代表したもの」
が、起源の複雑さを忘れられて神格化されます。
オールドもその典型で、
参照元(オールドパー)
↓
日本化
↓
成功体験
↓
神話化
という流れです。
正直な評価をするなら
かなり踏み込んで言うと、
• ❌ 完全オリジナルの傑作 → 違う
• ⭕ 引用+翻訳+時代適応の成功例 → 正しい
• ⭕ 日本的デザイン神話としては過剰評価 → その通り