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普通巣箱で飼われているミツバチは西洋ミツバチで、Apis mellifera Linne メリフェラと呼ばれています。(アピス・メリフェラ)
日本産は野生ミツバチと呼ばれていて、この動画のように、よく電信柱の中に巣を作ります。
ニホンミツバチは Apis cerana japonicaですが、ニホンミツバチには3typeあって、動画のミツバチは A. cerana japonicaです。
これは雄蜂で腹部全部が黒褐色です。

動画の巣で採集した個体 拡大して見てください
もう1つは腹部各節に黄褐色帯があり、更に腹部2~3節が黄褐色で末端が黒褐色のタイプがあります。
巣を襲おうとしているスズメバチは、モンスズメバチです。
モンスズメバチ 上野高敏氏撮影 九州大学大学院 農学研究院 生物的防除研究施設 お借りしました。モンスズメバチ Vespa crafro flavofasciata
Vespaは蜂、crafroはスズメバチ、flavofasciataは「黄色い帯のある」と言う意味です。
ヨーロッパから日本まで、広く分布しています。主にセミを獲るために、セミの消長と共に近年その数を減らしています。
昆虫採集と言うと蝶や甲虫、或はトンボなどが話題に上りますが、蜂は非常に面白いものです。
その形態の美しさや生態の多様性は、蜂族の生存意欲とでも言うようなものが、時に怠惰を決め込む私達人間に、無言の示唆を与えてくれているように思えます。
雀蜂。花蜂。穴蜂。土蜂。泥蜂。筒蜂。葉蜂。木蜂。姫蜂。狩人蜂。葉切蜂。寄生蜂。小繭蜂。
蜂に励まされるようです。
蜂は素晴らしいです。
今日の話は昨日の続き今日の続きはまた明日
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