閑かさや夏の夜はまだ宵ながらあけぬるを雲のいづこに月宿るらむ 京都大原 清原深養父 風そよぐならの小川の夕ぐれはみそぎぞ夏のしるしなりける 京都上賀茂神社 従二位家隆 吹く風の涼しくもあるかおのづから山の蝉鳴きて秋は来にけり鎌倉 右大臣源実朝閑かさや岩にしみ入る蝉の声 山形立石寺 松尾芭蕉