最近の日本では「男より女の方が優秀な人間が多い」とよく言われる。学問に於いては特に顕著である。
その理由として、女の物事へ愚直に取り組む性格が、学問を極める為に重要な要素であると人は云う。なれば、建国以来二千有余年、我が国の知識階級は女が多数を占めていたのであろうか。答えは否である。巷では、近頃まで女の社会的地位が比較的低かった事を此の理由としている。詰まるところ、近頃まで女が学問を志す事は社会的問題が絡んでいたという理屈である。勿論、其れも大きな理由ではあると思う。
然し乍ら、私は此の理由は本質を突いていないと考える。本質は女に向いているのではなく、男に向いているのだ。「愚直さ」では男は女に勝らないとすれば、今までの男たちは何が女に勝っていたのであろう。
ここで私は国を憂える心。「憂国心」であると思う。幕末に活躍した偉大な知識人をみよ。佐久間象山先生、福沢諭吉先生、清河八郎先生、その他多くの偉人には憂国心があった。
女が優秀になったのではない。多くの男が腑抜けになっただけである。今、我等、日本の男には国運と自己を一体化させ、世界情勢に目を向け、憂国心を抱き、国家の進むべき道を考える事に人生を捧げる覚悟と意地が必要だと確信している。
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