タイトルの通り、自分と同い年の父親(仮)が誕生しそうな私(アラサー)の話です。

普段から他人のブログを見る機会がないので書き方等は変な所があるかもしれませんが、特に誰かに見て欲しいという思いがあって始めた訳ではないのでご理解ください。ただ、いま自分が置かれてる状況を恥ずかしながら自分自身でうまく消化できずモヤモヤした気持ちでいるのが嫌で、どんな形でもいいので吐き出したかったのです。

まずは自己紹介から。
私はごくごく普通の一般家庭で生まれ育ちました。
程々な田舎の一軒家、両親と母方の祖父母、私、弟の六人家族。両親は共働きで、家事は祖父母が行ってくれていました。
家族全員がインドア派のため家族旅行等に行った記憶は無いですが、それなりに仲の良い家族でいたつもりでした。しかし思い返してもいつからだったのか定かではありませんが、少なくとも数年前から両親が話している姿を見ることはありませんでした。

同じ寝室、同じベッドで寝ていても一言も話さない二人。

そんな両親の姿を見て「昔は仲良かったと思ってたんだけどな…」と思うことが多くなりました。
父と母、二人の間に会話が無くなってくると自然と私が仲介に入ることが増えてきました。

「母さんに○○って伝えといて」
「父さんに△△て言っといて」

自分で言えばいいのに…と内心思いながらも、二人の間に流れる冷たい空気を感じ取ってしまうと何も言えませんでした。私は二人の伝書鳩になったのです。


その頃、私自身も職場で色々あり転職する事になりました。転職先は実家から特急電車で40分程の街でしたが、乗り継ぎ等を考えるとどれだけ頑張っても一時間以上掛かります。
20代半ばを過ぎ、そろそろ独り暮らしするのも悪くないかと思い私は家を出ました。ですが本音を言えば、実家に居るのが辛かったのです。仲が良いと思っていた両親の、変わり果てた姿を見ることが辛かったのです。

家族には通勤に時間が掛かることを理由に家を出る話をしましたが、昔から過保護なようで放任主義ともいえる両親は特に反対することもなく、私はあっさりと実家を抜け出しました。



独り暮らしを始めて数ヶ月経った頃、母から連絡がありました。
「オンラインゲームで知り合った遠方の友人がこちらに遊びにくる。○○○(有名テーマパーク)に行きたいと言ってるので一緒にきて案内してあげて欲しい」という内容でした。

家族全員インドア派と言いましたが、更に詳しく言うと家族全員ゲーマーで、中でも母は数年前からオンラインゲームにハマっていました。私も一時期は母と同じオンラインタイトルをプレイしていましたが、飽き性で一年程で止めてしまった私と違って母はずっと続けていたのです。
基本的に他者とコミュニケーションをとるのが苦手な私とは対照的に社交性の高い母は、ゲーム内に沢山フレンドがいました。母を通してフレンドになった方と、母と私の三人で、話題に上がったテーマパークに行った事もあります。インドア派の私ですが、そのテーマパークに関してはかなりアクティブで年パスを最大限に活用していた為、案内するのはお手の物だったのです。

既に一度同じ経験をしていたので、母からの依頼を断る理由はありません。
遊びに来る友人が私と同い年の男性だと聞いても、むしろオンラインゲームは母くらいの年代の女性の方が珍しい世界なので特に疑問を抱きませんでした。




そして当日。
母からは「前日から友人と遊ぶ予定なので現地集合」と聞いていたので、私は一人で待っていました。
スマホに連絡が入り周囲を見渡すと、すぐに母を発見します。そしてその隣に立っている人物を見て、私はなんだか嫌な予感がしました。

母の隣に立つ男性は、母と全く同じ服……つまり二人はペアルックだったのです。

その有名テーマパークには普段からコスプレした人が多く、母も「○○のコスプレしてみた」とはしゃいだ様子で言うので、ひとまず私はその言葉を信じることにしました。昔から母は子供のような所がある人だったので、今回もテンションが上がっただけだ。そう思い込もうとしていたのです。
「初めまして、●●です。いきなりこんな格好ですいません、今日はよろしくお願いします」
そう言って挨拶をしてくれた男性は特に目立つ何かがあるわけでもない、物腰の柔らかそうな普通の青年でした。


いざ入場すると、二人の距離が近いような気はするものの友人としておかしな距離でもありません。目当てのアトラクションを体験し、それなりに楽しかった筈なのですが私は何故かスッキリしませんでした。

夕方頃にパークを出ると男性から「今日付き合って貰ったお礼に夕飯をご馳走させて欲しい」と申し出がありました。久し振りに母と過ごす時間をもう少し味わいたかった私は勿論頷き、三人で居酒屋へ入りました。


テーブル席へ案内されると、私一人に向かい合う形で二人が並んで座ります。
この時も「なぜ母は私の隣に座らないのか」という疑問を抱きましたが、言葉にすると何か嫌なことが起こる気がして何も言えませんでした。

食事が進み、特に母はかなりアルコールが入り楽しそうに笑っていました。母と男性、二人だけに通じる話題を楽しそうに話す母を見て、凄く胸がモヤモヤしました。ここに私が居る意味があるのだろうか……そんな事を考えながら、美味しいとも感じない食事を流し込んでいると不意に母が口を開きました。


「しらすちゃん」
「………なに?」
「母さん、●●さんと付き合ってます」
「………ふーん、あっそ。好きにすれば」


私は精一杯、何も感じていない振りをしました。
そんな私のリアクションを見て、母は特に何も言わず、ただ嬉しそうにニコニコと笑っていました。反対に男性は少し焦った様子でした。もしかすると、あの段階で彼にはカミングアウトする気は無かったのかもしれません。
ですが表面上は反対した様子を見せない私を見て、少し不思議そうな顔をしつつも、やはり彼も笑っていました。


「お母さんからも聞いてたけど、本当にあっさりしてるね」
「ほらね?しらすちゃんは反対しないって言ったでしょ?」


そう言って笑い合う二人を見ながら、私は心で泣きました。

母は父を裏切った
母は私を裏切った

母は父を捨てた
私を捨てた

そう思ってしまったのです。
両親の夫婦関係が終わっていたのは明白でした。ですが、まだ離婚はしていません。

母は新たな恋をしただけのつもりだったのでしょう
ですが私にとっては、母は父を裏切り浮気をした。そうとしか思えなかったのです。





文章化するために思い出すだけでも地味にダメージ食らって泣いてしまうので、取り敢えずここまでにします。
落ち着いたら、また続きを書こうと思います。


もしこんなブログを読んでくださった方がいらっしゃるなら、お目汚し失礼致しました。最後まで目を通して頂きありがとうございました。