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今回も長男の過去話です。

一歳半検診で引っかかったことがきっかけで長男の自閉症に気がつきました。

ネットで自閉症の特徴を見る限り、長男は99%自閉症だ、と思いました。

でも、もしかしたら私の勘違いかもしれない。と一縷の望みを抱いていました。

2歳までは様子をみよう。2歳すぎても変わらなかったら、家族に話そう。

それで1歳半から2歳まで、黙ってネットサーフィンの日々でした。

 

以前支援センターでは、長男だけ隔離されることがありました。

なので、支援センターの一番話しやすい先生にだけ、発達障害かもしれない、と話しました。

これ、発達障害あるあるではないかと思うのですが、

お医者さんに診断される前まで、保健師さんや支援センターの職員さんなどは、

「自閉症かも、発達障害かも」

とは絶対言いませんでした。

診断、告知してよいのは医師だけ。とか、きまりがあるんですかね?

長男はわかりやすく自閉症の特徴が出ていましたので、疑う余地もありませんでしたが、

明らかに何かがおかしいのに、どうすることもできない(どうしたら良いかわからない)

なんともモヤモヤする期間でした。

 

 

そして2歳になる少し前に、初めてママ友に打ち明けました。

その日は、ねんねの赤ちゃんの頃からのママ友さん2人と遊ぶ約束をしていました。

駅前の噴水広場で子供達を水遊びさせて、そのあとお昼ご飯を食べる予定でした。

「おともだちと遊べない(興味がない)」長男は、噴水に見向きもせず、

駅前の商業施設の方にスタスタ歩いて行きました。

当時は水よりエレベーターに興味津々だったので、そちらに向かったのです。

エレベーターで遊び続けるわけにもいかないし、

「上りはエレベーター乗ってもいいけど、下りは階段にしてね」

と、片道エレベーターを使わないように阻止しました。

そうすれば、数回でやめると思ったのです。

 

お友達がキャッキャと遊んでいるのを尻目に、「エレベーター乗りたいみたいだから、行ってくるねー!」

と長男を追いかけます。

3階建ての建物を5往復目したところで、

「ああ、これもう無理…お友達にももうわかるよね。もう話そう」

今がその時だ、と自然と思いました。

 

そのうちお友達の水遊びも終わり、お昼ご飯に。

ご飯を食べながら切り出しました。

「長男、発達障害とか自閉症の障害かもしれなくて、もうこのまま喋らないかも」

ママ友さんたちはびっくりしていました。

長男は、体の動きは普通だったので、障害があるとは全然思わなかったそうです。

2人とも涙を流して聞いてくれました。

そして、自分が辛かった時の話をしてくれました。

1人は、お腹にいた子を病気で亡くしたこと。

もう1人は、父親が突然亡くなり辛かったこと。

 

 

ただただ、3人でボロボロ涙を流しました。

慰めるでなく、励ますのでもなく。

聞いてくれたのがこの2人で本当によかったです。

辛いことを乗り越えた2人に聞いてもらえてよかったです。

その時話してくれたことは忘れません。

今は子どもたちが違う学校に行っているので、一緒に遊ぶことはなくなってしまったのですが、

「あの時はありがとう」

と今でも思っています。

 

 

友達に打ち明けてスッキリした私は、家族にも話そう、と決意するのでした。

 

 

今日もありがとうございました。