２０１７年７月２５日　晴れ

白老の豊かな自然の象徴“俱多楽湖”

白老の自然を紹介する際、120%の確率で挙げられる「倶多楽湖」。倶多楽湖は、活火山により形成されたカルデラ湖で、その名の由来はアイヌ語「クッタル・ウシ・トー/イタドリが群生する湖」から来ている。

また、倶多楽湖はその吸い込まれるような透明度が高く澄んだ湖から、町の超有名観光スポットでもある。

え！？倶多楽湖って白老にあるの！？

そんな有名な倶多楽湖、実は町民自体は町内にある湖なのにあまり詳しくは知らず、そして行ったことがない人も多い。

そしていざ車で行こうとすると、隣町の登別からしか行くことができないため、登別の湖と勘違いしている人も少なくない。

白老の魅力として挙げられる倶多楽湖！

しかし、町民は倶多楽湖をあまり知らない！

この矛盾はなんだ！気になる！

気になる倶多楽湖を歩いて目指してみた

そんな倶多楽湖を調べてみることになった。しかも歩いて。笑

長旅が予想されたことから、道中の水分を確保しに親水公園へ。ここでは倶多楽湖の湧水が湧き出ている。

カムイワッカとは神の水の意味

町外からもはるばる水を汲みに来るほど魅力的な水

そしてスタート地点である桔梗原農園に。

なぜ？スタート地点が桔梗原農園か。実は歩く決心をしたのも桔梗原さんの何気ない一言だったことがあった。

「俺んちの裏から倶多楽湖までいけるよ？」

わかりづらい地図でルート確認

では、歩いて目指そう！となった。

歩いて行くのを嫌がる桔梗原さんを半ば無理やり連れ、倶多楽湖を目指した。

“歩く”と見える景色

歩いて向かう道中、様々なものがあった。

川の音、湧水、アライグマの糞の臭い、アブ、蜂の飛ぶ音、セミの抜け殻、風の通り道、ポルチーニと嘘をつかれた毒キノコ、自生した山椒、大きなカツラの木等

挙げればきりがない自然の数々。

巨大なカツラの木

セミの抜け殻

地図にはない小川、湧水スポット

綺麗な緑のトンネル

それらは、当たり前にあった大自然であったはずだが、歩いて再確認することができた。

一方、悲しいことにゴミがたくさん道端に捨てられていた…

山を抜けるとそこには…

自然を五感で楽しみながら、山を抜けるとようやく見えた俱多楽湖。

倶多楽湖の湖畔について感じたこと。

静寂に包まれた幻想的な空間。

そして湖も綺麗だが、空気も綺麗だった。

癒しの空間。

一方、観光スポットにも関わらず、使われてない建物やトイレがない事も気になった。

ここでようやくランチタイム。

最高の景色の中、最高の仲間と食べたその味。プライスレス。

土用丑の日。うなぎを頬張るA氏

自然に感謝！来た時より綺麗に！

帰り道は行きとは違う道を通った。その道は車で倶多楽湖へ向かう際の道だ。そして行きに気になったゴミを拾いながら歩いた。

自然の象徴である倶多楽湖に向かうのにゴミがあってもカッコ悪い。

振り返り

倶多楽湖の周辺は水の恩恵により、豊かな植物が育ち、様々な生き物が住み着いている。真の意味での自然の豊かさがあった。

そして、それらを感じることができたのは歩いたからこそ見えた豊かさであり、車では見落としてしまう景色である。

つまり、歩いてこそ倶多楽湖の自然を100%堪能できる。

きっと白老の魅力も歩くことで再確認できることもたくさんあるはず…

と思うとワクワクしかない。

P.S.

①往復１５ｋｍの道のりのおかげで全身筋肉痛になりました…。

②タイトルはお気付きのとおり「君の名は。」を文字りました。なぜか。倶多楽湖がモデルになったとか。。。信じるか信じないかはあなた次第です。

湖の名は。