個人年金の契約をしてる保険会社の、新しい担当のお姉さんから電話があり、

「永年契約をしていただいているのでギフトをお届けしたいのと、税金についてお知らせしたいことがあるので」

 とのこと。

 

 ……税金? 税金って?

 

 実は私がかけている個人年金、20代のときに契約したもの。

 60歳まで30年以上も! 毎月毎月お金を払って、60歳になったら10年間、年額が47万だから、ひと月当たり4万円弱が振り込まれてくるというもの。

 

 あの頃はまだ、バブルの終わり頃?

 何千万も貯金があれば、利息で生活できるような時代。

 もしかしたら、年金がもらえなくなるんじゃないかとか、金額が少なくてこれじゃあ生活が……みたいな時代が来るなんて、思ってもみなかった。

 

 だんなの定年退職がだんだん迫って来て、思ったほど退職金ももらえなさそう、とか。

 年金はいくらもらえるんだろうか、とか。

 そうなって来て初めて、

「1ヶ月に4万円近く振り込まれてくるなんてありがたいキラキラ

 と思うようになった。

 

 で、税金の話って何かと思ったら。

 バブルの終わり頃に始めた契約なので、掛け金と比べて、もらえる金額がかなり多いんだよね。

 知らなかったんだけど、もらえる金額から実際にかけた金額が一定額を超えると、源泉徴収されるんだって!

 

 まさか、個人年金から税金引かれるとは……。

 

 ほとんどの人がそんな決まりがあるって知らないだろうから、

「4万円近くもらえると思ってたのに、3万5000円しか振り込まれてないじゃないの!」

 ってことでクレームに繋がるので、説明に伺いました、と。

 

 前もって教えてくれて良かったわ。

 4万円もらえると思い込んでて、実際は3万5000円だったら、やっぱりショックだもんねー。