9月。
当初の予定ではJPFF東日本支部のリーグ戦が開幕しているはずだが、緊急事態宣言に伴う諸々の事情によって延期となってしまった。
Xリーグや学生の試合と違い完全な、命がけではあるが、遊びのアメフトである。
スポンサーがいるわけでも、青春の全てをかけてきたわけでもない。
ヤンキーが地元の仲間とミニバンで出かけていって長野の河川敷でやるBBQと大した差はない。
実際、かつては掃いて捨てるほどいた群馬のヤンキーもこのところめっきり減った。
暴走族はもちろん、鬼ハンの中高生も、キティちゃんサンダルの子も昔ほどは見かけない。たまにいるけど。
今は中高生もロードバイクやクロスバイクに乗り、傘さし運転するくらいならお母さんに車で送ってもらう時代。ただ、ヘルメットの着用率はあまり上がっていない印象だ。(スタリオンズのおじさんたちは自転車に乗る時以外もかぶってるのに!)
彼氏にメールを打ちながら傘差し運転で高校に通っていた同中(おなちゅう)の木島先輩はもうすっかりお母さんである。
ヤンキーの減少と共に北関東のアメフト人口も減少の一途を辿ってきた。
パッと思いつくだけでも、宇都宮ブレイカーズや茨城レッドフォックス、関東学園大や上武大学、宇都宮大のアメフト部などが廃部もしくは活動休止中である。
そんな北関東のヤンキー文化をせめて名前だけでも残したい。そしてアメフト文化はちゃんと残したい。
そんな思いから生まれたのが群馬・栃木の合同チーム『北関東ヤンキース』である。(※1)
栃木県民と手を組むなど不愉快極まりないが、薩摩と長州にできたのだから我々にもできるはずだし、ちょっと前までは群馬も栃木もまとめて毛野国だったのだ。
そんな我々北関東ヤンキース、先週末は初めての土地での練習を行った。
このご時世、遊びのアメフトへの風当たりは強く、使用可能なグラウンドを探すのも大変な状況。
ラグビーは紳士、アメフトは野蛮。
これが世間一般の認識である。
決して友好的でない周りの目があるため、アメフトとラグビーの大きな違いである『ヘルメット、ショルダー(※2)』2つの重要な防具を脱ぎ捨て、はたから見たらラグビーの練習をしてるオジサン達という風に誤魔化す。
それにしても、日本中どこを探しても、いつもここまでソーシャルディスタンスを十分に確保出来るチームはそうそうないのではないか。
集まったのはいつもと同じメンツ。そう、いつメンである。
いつかそんないつメンが40人とかなる大きなチームになるのを妄想している。
選手が40名ではない。練習にいつも40名来るチームである。
現状からすると、40名には登録選手だけでも二十数名足りない。
減ったとはいえヤンキー40人ならすぐ見つかるが、アメフト選手となるととても難しい。ブンブン音でも立ててくれれば見つけようもあるのに。
※1
今シーズン部員不足で単独エントリーができない群馬スタリオンズ・栃木マダガスカルズによる合同チーム。北関東リーグ(NCFL)時代からイベントごとがあると度々結成されてきた。過去にはUFLや米軍基地のチームと対戦の経験あり。
※2
肩につけるゴツいあれ。オートレースの選手も使っているみたい。



















