流産確定診断から2日後、長田院長がいらっしゃるから!とのことで流産手術の日が決定。


当日の朝までは、もうお腹を庇うことも娘の抱っこ攻撃をかわすこともしなくていいんだ、と悲しいけれど、仕方のないことだと割り切った気持ちで過ごせました。


が。クリニックに着き、手術同意書を提出する際に見えた私のカルテには、マタニティマークが外され、長田院長対応マークが貼られていて、「あー。お腹の赤ちゃんホントに死んじゃったんだ。今日でお別れなんだ。」と急に現実味を帯びてきて、大量の涙が…


まずは、内診室に呼ばれ、エコー。やはり育っていないねと確認し、子宮口を広げるスポンジとガーゼを詰め込み、そのまま5分程放置。


最後にエコーをして下さり、心の準備とお別れの時間をいただけたことに感謝悲しい


その後、ナースステーションに移動し、着替えて子宮口が広がるまで横になる。


ナースステーション。採卵や移植の方だけではなく、私のように流産手術の人もいるんですよね。よく考えたらわかることですが、全く想像が及びませんでした。


前回の移植の際、看護師さんに「いつまで待たせるんですか。朝から何も食べてないし。早く家に帰りたいんです。帰らせて下さい。」と訴えている患者さんがいらっしゃり、「こらこら」「まあまあ」と思っていましたが、おそらくその方も流産手術だったのかもしれないです。今なら色んな複雑になったぐじゃぐじゃのお気持ち、理解できます。


2時間程すると、看護師さんが来て、お尻に筋肉注射、右腕に点滴。30分程そのまま休み、オペ室へ。


すぐに院長が来て下さり、消毒や麻酔の処置をしながら、「流産は仕方のないことですからね。」との優しい声。我慢していた涙をおさえきれなくなり、久しぶりに体が震えるくらいヒクヒク泣きました。


悲しい。悔しい。辛い。なんで? 嬉しかった。幸せだった。元気に産んであげたかった。会いたかった。顔が見たかった。抱きしめたかった。色んな感情が溢れ涙が溢れました。


何度か吸引する音が聞こえ、5分程で終了。院長退出の際、私の膝をトントンとし、「お母さんが悪いわけではないですからね。赤ちゃんに問題があっただけですから。」と真っ直ぐ目を見て、仰って下さいました。私は、泣きながら、ただただ何度も頷きました。


車椅子に乗せていただき、再びベッドルームで2時間程安静。目を瞑り、何も考えないようにして過ごしました。


それから、トイレに行き、ガーゼを取る指示がでて、その後、着替えて、内診→診察→薬をもらって終了。


診察は院長。私が診察室に入るなり、「◎$¥&%#ね?!」と。「…。…。え?なんですか?」と聞き返すと、「シャワーだけにしてね!」でした泣き笑い

あとは、「次は1週間後にきてくださいね。」と、座る間もないままの10秒程の診察でしたが、今また何か言葉をかけられても泣いてしまいそうだったので、それだけで助かりました。


長い長い1日が終わりました。今日この日のことが夢だったような。妊娠していたこと自体が夢だったような。なんだかもやのかかったふわふわとした不思議な感覚ではありますが、日常を取り戻し生きています。


世の妊活中の皆様、妊婦の皆様。母あっての子ですから、とにかくとにかくご自身の体を大事に大事にしてあげて下さいね花