福岡空港は第1から第3ターミナルで構成されており、国内線は第1と第2が使用されている。

ターミナルごとに航空会社が違う空港が多いが、福岡空港では行き先によってターミナルが振り分けられている。

例えば我らのANAちゃんを例にとっとみよう。

行き先が東京、大阪と言った大都市は第2で、新潟や対馬と言った地方便は第1になる。

さながら、第2でがセリーグで第1がパリーグみたいなもんである。

空港の花形といえばやはり豪華なラウンジであるが、パリーグにはやはりラウンジ設備がない。

しかし僕のような上級会員かつ貧乏性な人間は、同じ飛行機を使うのにターミナルが違うだけでラウンジが使えないとは遺憾の意である!

となってしまうのだが、ご安心頂きたい。

結論から言ってしまうと、第1であろうがラウンジは使用できる。

第1でチェックインし、ラウンジを使用したいと言う旨を伝えれば、チケットが貰える。

その魔法のチケットがあれば、あら不思議、第2の出発ゲートから入場し、無事ラウンジに入れるのである。

そして入る際には受付嬢から、出発の25分前にこちらへ起こし下さい。と、告げられる。

なんだ?告白か?この一瞬で恋に落ちたのか?

そんな女をあまり待たすのは好きではないが、ラウンジと言うのは非常に落ち着ける。そう、英検の勉強とかするのには最適な場所である。

受験生も図書館なんかで勉強しないで空港ラウンジを使用すればもっと捗ると思うのだか、その辺は世間知らずの悲しいところである。

おっとそうこうしてる間に、出発25分前だ、もじもじと僕を待ってるであろう彼女の元へ馳せ参じてやるか。

お待たせ!白い歯をキラリと光らせさっそうと現れた僕に、彼女は赤面しながら愛の告白をしてくるわけもなく、ちらりと腕時計を一瞥すると、

時間ですね、それでは搭乗口までご案内します。

と立ち上がった。

ご案内します。って結構第1まで離れてるよ?

と、不安がよぎる僕をよそに彼女はスタスタと歩き出す。

第2ターミナルの左奥まで到着すると彼女は係員に声をかけ、ゲートを通った。

そして振り返り僕の目を見て、着いてこい。と、無言で促す。

そう、ここは第1と第2を繋ぐ魔法の通路。福岡空港には知られざる魔法の通路が存在したのだ!

これが世にゆう福岡空港あるあるである。

しょうもない話をうすーく引き伸ばして長文に仕上げる。

これも世にいうシラちゃんあるあるである。


iPhoneからの投稿