僕が中二の頃…、
なんて書いても、読んでる人からすると「いつの頃やねん!」となるので、西暦でいうところの1987年頃ですかね。
友人家族が小洒落たマンションに引っ越ししたんですよ。
そこで僕が生まれた初めて見たのがオートロックでした。
そのころマンションといえば、エントランスにドアなんて文化はなく、新婚さんでも誰でもいらっしゃーい!状態でしたからね、性能よりもまずその概念に驚きました。
いや性能にも驚いたんですよ、1階のエントランスから部屋番号押すだけで、部屋のチャイムがなるなんて、なんて近未来的なんだと!
そして何より驚いたのが、オートロックの扉を暗証番号で開錠できるというシステム!
そのマンションのオートロックは*1214で開錠することができました。
40年以上たった今でもその番号を覚えているのは、いかに当時の僕にセンセーショナルな出来事だったか、お分かりいただけると思います。
また最初に数字ではなく*を押させるところが、偶発的に開錠できてしまうことを防いでるなんて、考えられてるなぁ。と感心してたのを覚えております。
そんな最新鋭のオートロックも半月立つ頃には、同学年の男子ほとんどが開錠コードを知っており、普通の誰でもいらっしゃいマンションと成り果ててしまったのでした。