【 2024年 11月 25日 6:59:57 】

 

 

 

カチッ、カチッ、カチッ
ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ

 

 

 

……

………

 

 

 

私は刑務所に入ったことはないので

怒号によって目を覚ましたことは一度もない。

 

しかし、なぜか私は

朝7時の丁度3秒前に目を覚ます。

 

いつも通りに布団をたたみ
起床の確認をすると

朝食が出される。

 

昔から食べるのが早かったせいで

ここの食事は5分で済んでしまう。

 

内容は、ご飯と一汁三菜

というような平凡なものである。

 

そういえば、

去年のクリスマスには

チキンとケーキなんかも出た。

 

年末年始には

年越しそばや御節に

雑煮なんかもあった。

 

バレンタインにチョコレートが出て

節分には恵方巻も食べた。

 

年に一回だけ

土用の丑の日に

うなぎの蒲焼きもあったな。

 

食べるのは好きだから

そういうのは嬉しかったけど

どこに金使ってるんだか。

 

これから死にゆく人間なのに(笑)

 

 

そう、なんとなく気づいてはいた。

『今日だろう』ってのは。

「出房だ」
刑務官三人と上官が二人
私の独房の前に立っていた。

『計五人とは大層なお出迎えで。
それとも暇なのだろうか…』

 

依然見たときは

刑務官二人と上官一人。
と言うことは、それだけ

ヤバい奴扱いされているのだろうか。

 

 

 

「ふーん、なるほど。」

 

そう呟くと、

私は立ち上がり

そこへ向かった。