ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)

 

 さて、苦しそうに歩いていたお向かいさんが、深夜に救急搬送されてから一週間。いまだに帰ってこない。そして今、どういう状況なのかわかった。耳の遠い奥さんが廊下で、大声で話しているのが聞こえたからである。

 

 いつものあっけらかんとした声で、こう言っていた。「お父さんね、救急車で病院に行ったの。ICUっていうところに入っているのよ。肺に水が溜まって息ができないんだって」。その話を聞いた人は驚いて絶句したもよう。

 

 ICUか。救急搬送された日の昼間、私が見た時にはやっと息をしている状態だったし、恐らくもう戻ってくるのは無理だ。戻ってきたとしても寝たきりで、介護生活になるだろう。

 

 足の悪い奥さんと息子の二人で、面倒を見るのは難しい。ニュースになるような事態が起きかねない。つまり今、三人の子どもたちが顔を寄せ合って、今後について話し合っているのではないか。

 

 もしかしたら、高齢者施設に行くことになるかもしれない。しかし、公立の特別養護老人ホームにはなかなか入れない。東京都だけで、一万人以上が待機しているそうだ。つまり、こういう事態に直面して困っている家族が、一万組以上いるということだ。

 

 これは日本の恐ろしい現実である。何しろ、国民の三分の一が65歳以上の高齢者なのだ。しばらくすると、小学生より認知症の高齢者の方が多くなるという予測もある。

 

 30代40代の子育て世代にとって、これはまだ他人事かもしれない。しかし、10年後には確実に現実の話になる。

 

 子育てや教育が終わったら、今度は親の介護が始まると思った方がいい。そして自分の老後も迫ってくる。心とお金の準備をしておく必要がある。ちなみに私は、何の準備もしていなかった。

 

 そして貯金にもマンション購入にも失敗して、(良く言えば)慎ましい日々を送っている。だが幸いと言っては何だが、両親はも夫もその親ももう他界している。つまり介護する対象がいないのである。

 

 これは不幸中の幸いである。あとは自分が介護されないようにすることと、できれば犬も老衰で旅立ってくれることを祈るばかりだ。死亡保険のCMではないが、「子どもに迷惑をかけたくない」

 

 しかし、誰だって迷惑をかけたくないが、思うようには死ねないのである。90歳の叔母は、毎日嘆きながら一人で暮らしている。

 

 完全に高齢者うつ病になっているようだが、私ももはや支えようがない。電話しても、毎日同じ嘆き話を聞かされるのはもう限界だ。

 

 こういう老後の心配がないのは支配層や富裕層、つまり政治家や経営者、それに資産家やIT長者だけだ。だから一般人は、お互いを批判しあってバラバラになることを避けなければならない。

 

 ところで、お向かいさんが救急搬送されてから、換気扇を通じて入ってくるタバコの臭いがかなり減った。どうも、主にタバコを吸っていたのは夫の方だったようだ。

 

 あれほど肺が悪くなったのも、タバコの吸いすぎによるものだったのではないか。「私は窓を開けて吸っています」という息子の話は、本当だったようだ。主犯は息子ではなかったらしい。

 

 お向かいさんで起きたことは、我が限界築古マンションの近未来を暗示している。そんなマンションに、わざわざ越してきた私と娘。これも運命だったのか。いや、ただの失敗だろう。とほほ・・・

 

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