ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)

 

 タバコ臭と猫の糞尿臭をまき散らし、引っ越し後ずっと私を悩ませてきたお向かいの超高齢夫婦。昨年11月末に夫が救急搬送されてから、タバコ臭は入ってこなくなりました。寝たきりになって施設に入所されたとか、お気の毒です。

 

 でもタバコ臭にずっと悩まされ、管理組合に訴え続けたのに何もしてもらえず、あげくの果てに嫌われてしまった私としては、正直ホッとしたのも事実です。その後は比較的、穏やかな日々を過ごしてきました。

 

 しかし、春になって日によっては気温が上がり、雨も降るようになって湿気が上がってくると共に、再び猫の糞尿臭が漂ってくるようになりました。戸を閉めていていもすきまから出て、うちの玄関に入ってくるのです。

 

 ああ、また悪夢の日々が始まるのか・・・すっかり気が重くなった私。考えた末、実質管理人に訴えにいきました。さすがに私も学習して、「ご高齢ですから、こまめにトイレの始末をするのも大変でしょうけど」などと、控えめに訴えて同情してもらうことに成功。理事会の議題にしてもらえることになったのです。

 

 やれやれ、これで少しはいい方向にいくかもしれないと期待していたところ、思いがけない出来事が発生しました。今度は奥さんの方が救急搬送されたのです。

 

 土曜日のことです。離れて暮らす長女に誘われてミュージカルを観に行くため、家を出ようと玄関を開けると、そこに救急隊員が数人いました。お向かいさんの玄関の戸は開いています。

 

 私が驚いていると、救急隊員が「お騒がせしています」と言うので、思わず「この前はご主人でしたけど、今度は奥さんを搬送するのですか」と聞きました。「そういうことがあったのですか」と驚く隊員。

 

 で、「息子さんは今いるのですか」と聞くと、「息子さんがいるのですか」と聞き返す隊員。私も時間ギリギリで急いでいることもあって、何かトンチンカンな会話になってしまいました。とにかく手みじかに説明し、実質管理人の部屋番号を伝え、家を出ました。

 

 その後、電車の中から実質管理人や隣人にLINEで連絡。以後はスマホを見ることもなかったのですが、心の中でちょっと安堵したことを正直に告白します。夜もぐっすり眠れました。

 

 ところがっ!  翌朝、犬のお散歩に出ようと玄関の戸を開けると、何とそこにお向かいさんがいるではありませんか。私は驚いて、思わず「お元気なのですか」と言っていまいました。しかし、耳が遠いお向かいさんいは通じず、またトンチンカンな会話になっていまい、私は複雑な気持ちで、雨の中をお散歩に出かけたのでした。

 

 どうも、ベランダでちょっとコケただけらしい。それを通りがかりの人がたまたま見ていて、救急車を呼んだらしいです。いやぁ本当に元気なんですよ、お向かいの奥さん。

 

 夫がいなくなっても、毎日元気に杖をついて買い物に行っています。ちょっとコケたぐらいでは何ともないらしい。もしかして、私より長生きするかもしれません。猫の糞尿臭との戦いがこれからも続くのかと思うと、頭痛がします・・・

 

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