まずはChartererからメールで入ってくる場合の例は
Good morning
Please look for a suitable vessel for following inquiry.
Cargo : 6,000mt Benzene
Load : Ulsan, Korea
Disch : Houston, USA
Laycan : 15-25 Dec 2014
Remark : Major approval required
Look forward to hear from you soon. Thanks.
Regards,
という感じでInquiryを頂きます。まず、カーゴのサイズは6,000MT。MTとはメトリックトンの略で1MT=1,000KG。商品は世界中で大きく取引されるベンゼンという化学品。それを韓国の蔚山港からアメリカのヒューストン港まで運びます。Laycanとは簡単に言うとその期間に積み地に到着して貨物を船に積まなければならない期間。船が何らかの理由で遅れLaycan内に到着不可となるとChartererはキャンセルするオプションがあります。キャンセルして、Laycan内に到着出来る別の船を探すか、積み地のサプライヤーとLaycanの再度延長交渉をして遅れに対応するかの二択になります。そしてこれはあまりOwnerに対して良い印象は与えないですが、Chartererが傭船制約した後にカーゴの価格が下落して運んだら大損してしまう場合。運良く傭船した船がLaycanを外しChartererにキャンセル出来るオプションが転がり込んできます。この場合、Chartererもその先にいるTrader達から損を回避する為にキャンセルするよう強く要求される事でしょう。OwnerもキャンセルされないようLaycan内に積み地に到着するよう日頃動静をこと細かく確認していかなければこの様な土壇場でキャンセルを食らって急に仕事がなくなってしまいます。
最後にRemark部分のMajor approval requiredとはOil Major各社が船に対して半年もしくは一年に一回船の立ち入り検査(Inspection)を行いOil Majorの貨物及びOil Majorが運営するターミナルに入港するのにその船が適してるかを調べます。厳しいチェック項目がMajorからは課せられオーナーはそれらの項目をクリアする為に船をしっかり管理しなくてはなりません。
次回はフレイト(運賃)と実際の交渉のお話をしたいと思います。


