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楽団の練習・92

遅ればせながら、
「土曜日の楽団練習のことを書こうか」
と思うのであった。

めっきり減った、ブログの更新。

絶対数は少ないでしょうけれども、
両手で数えられる程度の方は多分、
ブログの更新を心待ちにしていると、
信じて疑わないpapaです。

でも、最高でも週に二回の更新が限界。

papaにもいろいろと諸事情がありましてね、
どうか、ご勘弁の程を。

さて、調子が上がってきた「トロンボーン吹奏」ですが、
先週の土曜日は良くなかったなぁ。

もう、自己評価はガタ落ち。

楽団の他の方々は「こんなもんだろう」と思っているので
それ程のことは無いのだけれど、
それにしても、土曜日は散々だったなぁ。

いや、音は出てたんですよ。
鳴ってたんです。
Dも鳴ったし、E♭も出てたし。
下手したらFも出ていた気がする。

だけど、僕自身の吹奏感が全然良くなかった。
というのも「スライド」の調子が悪かったのだ。

今吹いているトロンボーンは楽団の借り物なのだが、
未調整で購入した中古品なのだ。
「少々、スライドが渋いですよ」という話だった。

一度楽器屋さんに持っていってチェックはしてもらったが、
スライドの渋さもそれ程にひどい状態ではなかったのだ。

そんな感じなので、そのままずっと吹いていたのだが、
どうもスライドから息が漏れてる感じがして、
そのせいで高音が鳴らないのじゃないかと、
ちょっと疑い始めたのだ。

今まで、YAMAHAのスライドオイルを使っていたのだ。

$主夫の、-Villa-

これは、オイルと言ってもほとんど水と同じで、
ほとんど粘着性が無い。
だから、吹いている間にほとんどが唾抜きから
流れ出てしまっているんじゃないかな。

そこで、こちらを買ってみたのだ。

$主夫の、-Villa-

ほぼクリーム状で、粘着性はこの上ない。
楽器本体に付属していたBachのスライドグリスと、
ほぼ同様のものだ。

このスライドクリームという代物を、
土曜日の練習の時に使ってみたのだ。

ところが、である。

スライドの動きが渋くなったのである。
特に、2ポジションから4ポジション辺りの動きが、
渋過ぎて、全然演奏に支障を来たすのであった。

ロックを外したスライドはすぐに、
スーッと落っこちてゆくのが普通である。

ところが、ロックを外して手を離しても、
「スーッ」ではなく「ヌルー」と落ちていき、
4ポジションを過ぎた辺りからスーッと落ちるのだ。

あれれー?
何じゃ、こりゃ!
どうなってんの?!

まぁ、多少のクリームを付け過ぎたってこともある。
そう思って、水をスプレーしまくって馴染ませたのだが、
練習の最後まで、スライドのフィーリングが戻らなかった。

ちょっとガッカリだった。

確かに、機密性は上がったような気はしたのだが、
スライドの動きが悪いせいで、気密を確認するような、
心の余裕は全く無くなっていた。

ちょっと研究しないといけませんな、こりゃ。

只でさえ楽曲が吹けてない上にこの体たらくでは、
目も当てられないからなぁ。

やっぱり、マイ楽器を買うべきかい?

いや、とにかく練習だな。
それが先だ、うん。

上達感

前回の記事の最後に、僕はこう書いた。

『ポジションと音階と楽譜のメロディとが、
 自分の中で一体なった感覚を一瞬だけ味わった』

このことについて書いてみようと思う。

一言で言うとですな、
『吹けていたー』
という言葉に尽きるのですがね。

楽譜を見て、瞬時にその音が出て、
それがスラスラと続いていく。

この前の楽団の練習の時に、
3Dバンドブックをやっていた時に、
それを感じたのだ。

何回か練習している曲なんだけど、
今までは楽譜を追うことに必死で、
全然音がついていってなかったのだ。

それがスラスラとリップスラーして
更にスライドがサクサクと追従して、
結果的に楽譜通りに吹けていた、と。

無意識というか、自然にというか、
自動的だったというか、そんな感覚だった。

たどたどしく吹いているうちは、
その感覚は無いんですよねぇ。
当然ですけど。

多分、このことはフルートを吹いていた時にも、
感じたことだったと思うのだ。

これを体験すると、楽譜が追えるようになる。
すると「落ちる頻度」が減ってくるのだ。

この感覚を味わえるようなると、
ステップを1つ上がったことになる。
簡単に言えば「上達した」ってことかな。

でも、これは「やっと土俵に上がった」という
認識の程度なので、これからである。

ちょっとというか、随分というのかな、
トロンボーンを吹くのが楽しくなったということかな。

この感覚を大切にして、練習に励まなきゃ。

もう少しで2オクターブ

昨日は土曜日。
いつもの楽団の練習日。

…お。
いつもの書き出しが戻ってきたような、
何だか、嬉しい風味。

昨日の練習には、長男は模試で行けず、
次男と二人で行ってきた。

僕ら親子三人は欠席したのだが、
先週の日曜日に出前演奏があったのだ。

演奏会が終わった直後の練習は、
人数が少なめなのが普通だが、
昨日の練習はほぼMAXに近かった。

それにもまして、見学の方がお見えになり、
更にフルートが増えそうな様子。

「これでフルートには戻れないですなぁ」と呟くと、
あちらこちらから苦笑が聞こえたりした。

何にしても、団員が増えるのは嬉しい。
層も増すし、厚みも増すし、人間関係も増す。

でもなぁ。
フルートも時々吹きたいよなぁ。

ぼやいていても始まらない。

今はトロンボーンだ。
楽団唯一のトロンボーンだから頑張らねば。

昨日は久しぶりの練習だったので、
マウスピースをとっ替えひっ替えしながら、
十二分にロングトーンを行った。

一週間に一回しか練習しないのだけど、
「続ける」ってことはやっぱり凄いね。
今日は最初から“D”が鳴ったもん。

でも、まだアンブシュアを探りながらなので、
音程が極めて不安定なのだ。

マウスピースに口を当てただけで、
音が決まるようになるといいんだけれど。

そうだねぇ。
音が決まるという感じではないけれど、
「だいたい、こんな口をすれば音が鳴るな」
という感覚はかなり出来てきた感じはする。

不思議なもので、唇を横へ引っ張らなくても
音が出るようになった。
やっぱり、余分な力が入ってたんだなぁと。

不思議といえば、前回の記事でこう書いた。
「E♭までは鳴るようになった」と。

そこで不思議なのが、その上の音、
1ポジションの「F」が鳴らないのだ。

面白いでしょう。

普通は、リップスラーの音が出るもんじゃない?
なのに3ポジションのEフラットが出て、
1ポジションのFが出ないのよ。

でも、鳴るというEフラットも、
音程的には怪しいかもしませんな。

昨日の練習で思ったのは、
もう少しウォーミングアップの時間を短くしたい。

合奏が中頃に差し掛かった時に、
やっといい音でつながり始めるのを、
せめて合奏が始まる段階でそうなるように、
持っていきたい。

それがとりあえずの課題だ。


それから、昨日の練習の時に、
ポジションと音階と楽譜のメロディとが、
自分の中で一体なった感覚を一瞬だけ味わったが、
これについては後日語ろう。