Fujiko Hemming
「フジコ・ヘミング」
何気なしに
辿り着いたYou tubeでの彼女の画像。
うわー、一癖ありそうな女性だな・・・と思いながら
怖いもの見たさ(聞きたさ?)でクリックしてしまった。
La Campanella/Liszt(ラ・カンパネラ/リスト)
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世界で一番難しいとされている曲です。
弾き方は人それぞれですが、こんなにも切ないピアノを聴いたことがありません。
スウェーデン人の父、日本の母を持ち、その父が去ったことによる国籍剥奪、幼少時代の避難民生活、
どこの国でも自分は外国人、
ほぼ聴力を失っても尚、奏で続けるその音は
誇り高く、貴高い彼女の生きる執念、そして覚悟に似た信念を、思い知らされた気がした。
「魂のピアニスト」
時に泣くように、時に笑うように、そして時に訴えるように。
音に歴史をのせて奏でられるピアニストが、この世に何人いようか。