「欅坂は21人、誰一人欠けちゃいけない。」







この言葉は、私の支えだった。



けど、この言葉で 1歩踏み出そうとしている仲間を苦しめていたのかもしれない。

















先日、ねるの卒業が発表された。




他のみんなは事前に聞いていたらしい。

私だけ、何も知らなかった






すぐには受け入れられなかった。

今だって、「嘘だよ〜笑」とか言ってくるんじゃないかって思ってしまう。



今日がエイプリルフールだったらいいのにって何回思ったかな、、














今泉、愛佳、よねが卒業して...

ねるもいなくなっちゃう、




そんなの信じたくなかった。


















平手:会いたい...





ピコンッ


理佐:5分待って。








誰かに会いたくなって、
気づいたら理佐のトーク画面を開いていた。



なんで理佐だったのかなって思ったけど、
すぐに返ってきた返信を見て、そういうことか と思った。



何が そういうこと なのかもよくわからないけど、なんか...そう思った。







こんな時間に連絡して、すぐに来てくれる人なんてそういないだろう。  
理佐がメンバーから慕われてる理由がよくわかる。


















ちょうど5分後、ドアの向こうから「入るよー」と聞こえた。







平手 「理佐っ_!!」


理佐 「おっと、、





急に飛びついたのに、ちゃんと受け止めてくれた。


まだ3cmくらい理佐のほうが背が高い。



尾関に甘えてるところを見てると、理佐も末っ子なんだなーなんて思うけど、やっぱり私にとってはお姉ちゃんだ。












理佐 「寂しいね...」




私を抱きしめたまま呟いた理佐。

そのときの表情が私よりもずっと辛そうで、




ねるの卒業が一気に現実になったような気がした。






平手 「嫌だ...なんで?だいじな人、みんないなくなってく...」



メンバーには泣いてるところを見せたくなかったのに、涙がどうしても止まってくれない。






理佐 「.....っ、





りさ...




背中に回されている腕に力が入ってて、

肩が震えてる...。






顔を見るために少し離れようとしたら、さらに強く抱きしめられて、 小さな声で「だめ...見ないで」と言われた。












理佐 「平手...ごめんね、なにもできなくて。 悔しい...







平手 「、お願い...理佐は、いなくならないでね。?」


理佐 「...大丈夫だよ」







無理やり作られたその笑顔は、切なくて...儚くて、








いなくならないで という私に


返ってきたのは、「うん」 ではなく 「大丈夫」だった。
























その大丈夫は...信じていいよね。?













終わり