皆様こんにちは
ご報告申し上げます。
この度、私が所属する日本オペラ振興会『藤原歌劇団』の本公演「ラ・ボエーム」にて、ミミ役で主演デビューさせていただくこととなりました。
お知らせと共に、このプロダクションへの想いを少しだけ・・・。
このプロダクションの初演は私が大学1年の冬。
今から13年前の、音大に入学し、東京に上京し、何もかもに目がキラキラしていた頃。(今もですが笑)
師匠の高橋薫子さんが、ムゼッタ役で出演。
当時DVDで様々なラ・ボエーム公演を見ていましたが、演出家・岩田達宗さんのこのラ・ボエームを観て、第三幕ラストの4重唱、しかも本当に最後の最後、ムゼッタの背中を見て嗚咽が止まらず、拍手喝さいの会場の中、私は立ち上がることもできずに、師匠が目の前にいたにもかかわらず、拍手もできず、ただただその世界観にどっぷりと浸かり、得体のしれない”衝撃”と”感動”と”悲しみ”と”情熱”を感じて号泣していたことを、今でもありありと覚えています。
(こうして書いていても涙ぐむくらいに)
そして、終幕なんて痙攣するほど感涙。
砂川さんのミミの崇高さと、情熱がほとばしるボヘミアンたち、背景の佐伯祐三氏の絵から漂う世界観。
あのボエーム公演での衝撃は、学生だった私の舞台感覚の芯の一部にもなっている”衝撃的な記憶”です。
またその後、私自身が藤原歌劇団に所属し、2018年2月に岩田さんの『カルメン』にてフラスキータ役で本公演デビューをさせて頂けたことは、本当に思い出深い時間であり、またご縁に感謝をしました。
あの色味の中に自分が入れたことに、感無量だったのです。
そして。
ついにあの世界に再会できること、それどころか、ミミとしてあの世界の中で呼吸できることを本当にうれしく思います。
毎日ミミと向き合う日々です。
あのボヘミアンたちの、絶望の中の熱情、希望、愛、その崇高さを、ぜひご覧にいらしてください。
カンパニー一同心を込めて準備してまいります。
来週末の9月12日(土)にいよいよチケット販売となります!
お得なチケットたくさんご用意しております
【日本オペラ振興会 藤原歌劇団本公演】
オペラ 《ラ・ボエーム》 原語上演
2021年1月31日(日)14:00開演(13:00開場)
※13:15より作品解説があります
会場:東京文化会館大ホール
指揮:セスト・クワトリーニ
演出:岩田達宗
オーケストラ:東京フィルハーモニー交響楽団
*キャスト*
ミミ:尾形志織
ロドルフォ:藤田卓也
ムゼッタ:中井奈穂
マルチェッロ:上江隼人
ショナール:市川宥一郎
コッリーネ:小野寺光
ベノア:相沢創
アルチンドーロ:安東玄人
パルピニョール:山内政幸
上演時間:2時間45分
特設サイト:準備中
*チケット*
S席 ¥14800
A席 ¥12800
B席 ¥9800
C席 ¥ 6800
D席 ¥ 4800
E席 ¥ 2500
● ヤング・フレッシュマン割引:25歳以下の方はS席A席が半額となります(枚数限定)
● 青春割引チケット:B席~E席が¥2000(25歳以下/枚数限定)
※いずれもお問い合わせください。枚数限定。
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お問い合わせ
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日本オペラ振興会 チケットセンター
TEL 03-6721-0874 (平日10:00〜18:00)
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