時間が近づいても焦らない!
準備にダラダラして、気が付けば家を出なければいけない時間だった!
家を出ようとしたら持ち物がなくて探してしまう!
Youtubeを見ていたら終われなくなったしまった!
という遅刻に関するお悩みはありませんか?
実は、遅刻問題はADHDには良くあるお悩みで、
特性のために遅刻を繰り返しちゃう要素が、生活の中にたくさんあるのです。
つまり、気持ちの問題では決してないのです!
特に朝の時間帯は忙しく、お母さんはイライラしやすく、
ついつい「早くしなさい!」と親子喧嘩に発展することもあり、
朝の遅刻問題は特に悩みの一つですよね。
【遅刻をしてしまう理由は?】
なぜ遅刻をしてしまうのか?
ADHDの特性が深く関係しています。
ADHDタイプは、何かを行うときに計画を立て、
その計画通りに行動することが苦手です。
また、時間感覚が希薄な子も多いです。
そもそも1分、3分、5分が、どれぐらいの長さか?
ということがわかっていないという状態です。
あと1分しかないのに、「時間がない」という感覚がなく、
時間の見積もりが甘く、結果間に合わなくなってしまう。
朝に身支度をしなくてはいけない時間を読み間違えてしまったり、
時間を気にせずに持ち物を用意していたら
あっと言う間に時間が過ぎてしまった、ということもあるかもしれません。
そして、そもそも朝起きることが苦手だったり、
睡眠に苦手な子も多く、睡眠が取れていない場合もあります。
我が家の息子も、時間ギリギリまで時間を有効活用するような所があります。
家を出るまでの時間をギリギりまで楽しもうとするんです。。。
出発5分前でも、「あと5分もある!」と思うのか、
えっ?今からそんな事するの・・・?という事をします!
昨日は、出発3分前に「みかん食べていい?」と言い出し、
「えっ・・・?」となりました。笑
衝動性が強い子は、目についたものや気になったものには
我慢できずに飛びついてしまう、という事もあります。
とにかく、時間を守るということがとても苦手なのです。
【苦手な事を理解した上で、声かけをしていきましょう!】
苦手な事は脳の特性によるものなので仕方ありません。
特性を理解した上で、お子さんに声をかけていきましょう!
①一回の声かけでは聞こえてないと思いましょう!
ポイントは、何度も同じトーンで、肩トントン。です。
何度も同じ事を言っていると、どんどん語気が強まりますよね。
でも、お子さんは聞こえてない可能性があるのです!
最後の声だけが聞こえ、いきなり怒られた!!!と思ってしまう可能性もあるので、
同じトーンで根気強く声をかけましょう。
②1.5倍の見積もりで動きましょう!
それぞれに何分かかるかな、という見積もりは、
ママの心の余裕を持たすためにも、1.5倍の見積もりで行動をしましょう。
③朝に何か楽しみを用意してあげる!
ご褒美作戦はADHDタイプには有効です。
ご褒美のために、時間内に頑張れるようにもなります。
一番簡単なのは、この時間までに準備できたら
デザートやお菓子を食べよう!など、ママが対応可能な範囲で用意してあげてください。
ご褒美を使って行動を促してあげる事は、
「できた!」の経験に繋がりやすいです。
成功体験をたくさん積むことで、「自分はできる」と自信に繋がり、
自分から行動を起こせるようになってきます。
そして最も大事なのは、ぜひ楽しい明るい朝の時間にしてあげてください!
それだけでお子さんへの指示の通り方が全然違いますよ。
是非参考にしてください♪