運動脳
運動するとうつ症状が緩和する
運動すると痴呆にもいい
運動すると頭が良くなる
というのを聞いたことはありますか
運動によって脳の中のネットワークのつながりが活発になります
その結果として脳内の伝達物質の働きが正常になり
うつなどの精神状態が変わると言う実験結果があります
また、エアロバイクや握力検査の結果と
将来うつになる可能性とが関連するとも
全年代でウォーキングなど1日20〜30分の運動で脳の働きは良くなります
勉強する時も歩きながら覚えるとよく頭に入る、
というのは確かなのでしょう。
今年、未成年の心療内科受診がとても増えています。
コロナで生活スタイルが変わったこと、
人との交流が少なくなったことなども関係するかもしれませんが、
運動する機会が減ったことも原因の一つにあるかもしれません。
一部を除いて10代ならば薬の力を借りずに治すことは可能かと思います。
今一度、生活の中の運動習慣を見直してみましょう。
<参考文献>
『運動脳』 アンデシュ・ハンセン サンマーク出版
『ストレス脳』 アンデシュ・ハンセン 新潮社