2024年ももう1ヶ月が経とうとしている今日、今度の4月で30歳という節目の歳でもあるので、自分が出会ってきた人達の記憶を他人に見える場に記録してみようと思う。
昔から自分の事を包み隠さず話せるタイプだった。
自分の話しに周りが示す反応で、自己承認欲を満たしていたからだろう。
なので、これからする私の話しもあくまで自己承認欲を満たす一貫として捉えていただけたらと思う。
2023年3月31日、この日は1年半付き合った2個年上の彼氏と別れた。
別れる原因は「金」である。
この頃には彼の怒りっぽい性格にも嫌気がさしていた。
パチンコが好きな彼に合わせて私も一緒にパチンコについていくようになったが、彼はパチンコで負けて機嫌が悪いと台を殴るまではいかないものの、壁を蹴る、店員に強い口調で当たるなど一緒にいて恥ずかしいと感じる行動や、機嫌の悪い日には帰ってきても口を聞いてくれないことが多くあった。私にだけは素を出せるなどと周りには上手い事を言うが、私に怒りの矛先を向けて八つ当たりをしているだけで、ただの世話のかかる子供でしかなかった。
そんなある平日、仕事で忙しいはずなのに、私にお金を借りるためにわざわざ電車で1時間離れている私の家に来たのだ。
「パチンコで30万負けた。カードが支払えないから消費者金融にお金を借りるか迷っている。」
そんな彼の言葉に私はお金を貸すと言ってしまった。
当時私は28歳。1年半付き合った彼だ、結婚だって考えていた。そんな彼が消費者金融に金を借りると言い始めたのだ。流石にその言葉には呆れた。
彼と私は同じ会社の先輩後輩、給料がいくらもらっているかなんて、聞かなくたって分かる。
彼のボーナスは年2回3桁もらっていたし、月の給料だって私より10万以上は多くもらっていたはずだ。
そんな彼の口癖は、「来年には給料が上がるから、そうなればもう少し余裕ができる。」だった。
支出の額が増えるだけの未来が私には容易に見えた。
お金を借りに来た彼に対し、「貸したお金は返さなくていいから別れてください。」と、この自堕落な生活に終止符を打つ為の言葉を彼に言い放った。
だが彼は別れたくないと言い、私のお金を受け取らなかった。
結局、親にお金を借りたのか、消費者金融にお金を借りたのか、どうやってカードの支払いをしたかなんて私は知らない。
だって、それは彼とした最後の会話だったから。
3月31日、私は自宅近くで車を借り、1人彼の家に向かった。
これでも1年近く半同棲してた、私の私物が彼の家には大量にあった。段ボールにしたら10箱以上はあったと思う。それに自転車もだ。
まだ数回しか着ていないコートを彼の家に置いてきてしまった事を思い出したのは翌年の冬だった。
彼に別れたい旨を綴った置き手紙をテーブルに置き、最後に鍵を締めてポストに鍵を投函した時、彼への情も、29歳の誕生日目前で独身フリーになる不安も何もかも忘れて、自分が感情に初めて勝った瞬間に大きく感動した。
私は大きな1本を踏み出せた、3月31日は決断の日という、私の記念日になった。
次の彼氏が出来る7月までの2ヶ月間、マッチングアプリに打ち込んだ話しはまた、別の日に。