塩まめだいふくです。


vol.2の続きとなります。


注意しつこいようですが、今回も流産表現ありますのでご注意してください!
危険を感じた場合こちらでお引き取りください!













日常に戻って、仕事をしっかりやって。
でも時々、ふと虚無感に襲われることや訳もなくボーッとしてしまうこともありました。
天国のおばあちゃん達に「ひいちゃんが寂しく無いように遊んであげてね。」と語りかけたり。
流産の体験談ブログなどを見ては私だけじゃないと落ち着いて。
お空に戻ったひいちゃんが帰ってくると良いなと考えて。
処置後の1週間はそんな感じで過ごしていました。
旦那もそこはかとなく気を遣ってるんだろうなって感じることもありましたしね。

そんな時に実母と電話をしました。
その時に「ひいちゃんが戻って来てくれるって思ってるんだ。」と言ったんです。
母親の息を呑む音がして、次の言葉を言われました。

(これからの実母の言葉の前提として。↓)
すでに他界した私の母方の祖母は死産を経験しています。
その中でも祖母は2人の元気な子どもを2人出産しています。

「塩まめが辛いのは分かるよ。でもこれだけは覚えておいて欲しいの。
塩まめも知ってるように、おばあちゃんは死産を経験してるでしょ。そんな中でも私と弟叔父さんは元気に生まれてきた。そしておばあちゃんは80代まで生きることができた。それってきっとね、死産した私達の姉弟が自分達は産まれるまではできないけど、せめて他の産まれてくる子のためにお母さんに負担をかけないようにしなきゃ。』って頑張ってくれたんじゃないかな、って思ってるよ。
おばあちゃんが亡くなった兄弟に使うはずだった食器を泣きながら洗ってたのも知ってる。だから、綺麗事にしか聞こえないかもしれないけど…。
だからね、お母さんは亡くなった姉弟には、『お母さんを長生きさせてくれてありがとうございます。』って感謝しかない。
そうやって産まれてきたお母さんだからこそ、『ひいちゃんに戻ってきて欲しい。』ってばっかり塩まめが思ってたら、他の子が来てくれた時に可哀想かなって思うの。」
と言われました。
賛否両論ある言葉かもしれない。そんなこと無いって思われる方もいらっしゃると思います。
でも、この言葉で私はハッとして
「ひいちゃんのことはひいちゃんとしてずっとずっと忘れない。でも、私は前を向いて生きていかなきゃいけないんだ。次来てくれる子はひいちゃんじゃないんだから。」
って思えたんですよね。

私はこの言葉を聞いて、今回の一件がやっと自分の中で整理がついたんだと実感ができました。


それから1ヶ月後の経過観察受診を経て、
その受診後、1ヶ月経たないうちに私のお腹にふたちゃんがやってきてくれました。

ひいちゃんの経験から不安はあるものの、現在ありがたいことにふたちゃんは元気に育ってくれているようで安心しています。

現在仕事はお休みをもらっていますが、
ひいちゃんのことがあったから、お腹の子を1番に考えたいと思ったのはとても大きいです。
仕事に穴を開けるというのはなかなかに決断するのは厳しかった。。
普段の行動も、油断せずに注意して!と考えているのも、ひいちゃんのおかげだろうな。

ひいちゃんのエコー写真は、アルバムとして残しています。
私達の最初の子は間違いなくひいちゃんです。
ひいちゃんのことは忘れることは無いし、
ふとした時に、「今ごろ優しいおばあちゃん達に天国で遊んでもらってるかな〜。」なんて考えたりもしますよ。

ひいちゃん、私達を選んでくれてありがとう。
短い時間だけどあなたがお腹にいてくれた間は幸せだったよ。
そっちでおばあちゃん達にたくさん遊んでもらってね。
お母さんにいろんな大切なことを教えてくれて本当にありがとう。



Title:スワン
song byスピッツ