うちには犬仔さんが2匹いる。

とてもとても×∞かわいい。

ここのつとななつの仔。

今ではいる事が当たり前な日常だが(シオは週末しか会えない)はじまりの話があった。

 

シオクロが新婚の頃、ペットというものを飼ってみたくてハムスターと生活してた。

小さなその仔は孤高のアイドル。

そうそう飼い主になびかない。

でも、愛おしい存在だった。

ちいさな住まいの中でみせるしぐさにメロメロ。

機嫌が悪ければ、ジジっと鳴いて差し出した指に歯を刺す。

砂遊びが好きな仔だった。

可愛いけども、小動物は短命。

別れの時が来る。

0℃の深夜に見送ったことは忘れられない。

 

しばらくたって、またペットと生活したくなる。

次は一緒に出掛けられる子が良い。

旅にも一緒に行きたい。

一緒がいい。

犬だな。そう結論づいた夫婦だが問題があった。

クロさん、犬苦手というか怖いんですよね。

 

・・・。

大きい仔が苦手なんですって。

っという事で小型犬。

小型犬のパピーはクロさんでも大丈夫なサイズ。

徐々に大きくなっても慣れていくだろうとふんだ。

色んなショップに通ってはまた今度の繰り返し。

ようやくのご縁が繋がったのは奇しくもハムスターの四十九日でした。

 

そこから、わんことの生活が始まる。

クロさんは育児ノイローゼも(2回)経験し、試行錯誤の飼育だったが、なんとか今に至る。

2年後にはもう一匹迎えた。

上の仔が寂しくないようにと思ってだが、なかなか仲良いなぁと思うまでに時間がかかった。

はじめてくっついて眠っているのを見て、狂喜乱舞したものだ。

 

今では各々の個性も際立ち、同じ犬でも全然違う性格に驚く。

犬仔さん中心の生活。

地方のお家は、クロさんが仕事のお昼に様子を見に帰れる距離にした。

旅も一緒に出掛ける。

飛行機は乗れないが車で一杯出かける。

本犬達は迷惑なんだろう、家が好きな仔達だから。
(ちなみに散歩も苦手だな)

シオさんがお出掛け・お外好きな人なのでこれは仕方ない。

 

今日もシオクロの膝の上で丸くなってまどろんでいる。

小型犬で軽くとも時間がたつと足がしびれる。

でも、下した後で、膝にまぁるく温度が残っているとうふふとなる。

その感覚がたまらなく好きなシオさんだった。