私の人生〜恐怖の客編〜を読んで頂きありがとうございました。

今回は〜元旦那編〜になります。

こちらにつきましては今までの話より長くなるかと思われます...。


それは私がまだ若かった頃の話...。

社会人になってそう経ってない私は製造業の仕事に就いた。

製造業は初めての経験...。覚える事が多かった。

(この仕事、私やって行けるかなぁ...。)

毎日が不安でいっぱいだった。

仕事経験は学生時代のアルバイトでしかない。

コンビニや弁当屋ぐらいであり、こんなに体を動かす仕事はやった事なく、毎日帰ってから疲れてすぐ寝るという生活が続いた。

そんな日々を過ごしてきたある日、1人の男性が声をかけてくれた。

「若いね、大丈夫?」

彼の見た目はとても厳つく強面で正直怖かった。

「だ、大丈夫です...。」

「あぁ、ごめんね。こんな見た目だから怖いよね」

そう言いながら彼は笑った。

私は元々ここには派遣社員として働いているのだが、話を聞くと彼も同じ派遣会社だった。

同じ派遣として意気投合し、少しずつ彼とは仲良くなった。

彼の名前はA太

彼は離婚歴があり、離れて暮らす娘がいるらしい。

私はその娘と歳が近かった。

彼にとって私は娘みたいなものだった。

A太と出会ってからは仕事が楽しくなってきた。

「おはよう、A太さん。今日も頑張ろうね。」

「おう。」

お昼ご飯ももちろんA太と一緒に食堂で食べる。

そして午後も頑張って帰りにA太に会って2人で帰ることもあった。

ある日、A太が私に聞いてきた。

「長期連休もうすぐだけど、何か予定ある?」

「特には無いけど...何で?」

「実はさ...」

A太がいうには、少し離れたところに友達がおり、そこでBBQを行うという。

「もし良かったら一緒に行こうよ。」

A太にはいつもお世話になってるし、せっかくのお誘いだから断るなんていう選択肢は私には無かった。

「もちろん良いよ。」

「場所とかは当日教えるから一緒に行こうね。」

A太と約束し長期連休に入った。

そして約束の日

A太を車に乗せて向かうこと約1時間。

そこは大きな公園だった。

A太の後ろについて行く感じでBBQ会場に向かう私。

A太は友達に挨拶してた。

「あれ?A太のお友達?」

突然声掛けてくれたのはB子

A太の友達の彼女だった。

「は、初めまして...。」

緊張してつい下向いてしまった。

「やだぁ。可愛いし若い。A太、どこで捕まえてきただ。」

B子はA太に笑いながら聞いている。

「うるせぃ」

照れながらA太は答えた。

「とりあえず、ここ座りなよ。何が欲しい?」

B子は優しく私に聞いてくれた

私は緊張のあまり体が固まってしまった。

「えっと...」

「緊張してる?分かった。適当に持ってくるね。とりあえず座りなよ。」

笑いながら話すB子

少しずつ緊張がほぐれてきたので、B子が持ってきてくれたお肉を食べながらB子と話した。

「そういえば、あいつはどこ行った?」

突然B子の彼氏が皆に聞いてくる。

(誰だろう...。)

「あの子ならどっかフラフラっと遊んでるんでしょ、公園内で。」

B子がそう言って腰をあげる。

「ほれ、おったよ。」

B子が指さした方に1人の男性。

その時私には何かが走った。

それが元旦那のCだった。

背丈は自分と同じくらいで見た目も悪くない。

私にとって彼だけ特別に感じたのだった。

(仲良くしたいなぁ)

私はCに近づく。

「こんにちは。」

「ん?あぁ。」

Cが何をしてるのは分からなかった。ひたすら歩いては足で何かを探してる感じ。

だけどそれが何故か面白く感じた。

ひたすらCについて行く私。

それだけでも何故か楽しく感じた。

結局Cが何を探してたのか分からず、Cは飽きたのかボール遊びをすることにした。

少しずつCと仲良くなった私はCにお願いする

「連絡先、交換しない?」

「いいよ。」

そして日が暮れて帰る時間になった。

(またCに会いたいなぁ。)

「もし、良かったら今度また遊ぼうね。」

Cにそう伝え、A太と一緒に車で帰った...。



〜to be continued〜