6年前に、市議会議員となり、ライターの仕事からかなり遠ざかった。

政治家という仕事については、政治家との付き合いもあり、議員や会派の新聞などを作成していたため、身近にはあった。

いや、なんだかわからないが、こどもの頃から政治や社会問題に大いに興味があり、弁論大会にも出た経験がある。

自分以外の誰かや、世の中の役に立ちたいと、漠然と思ってきたのはなぜか。

57歳になり、政治家になった今でも、己の原点などわからない。

人生は、そんなもんだ。予測不可能である。

 

多くの人々が、時に、夢のない自分を責めてしまうような時代。

私たちはメディアや商行為に誘う広告から洗脳され、夢や成功などという、非常に個人的命題について、かっこ付きの成功を求められる。親も洗脳されているから、また、やっかいだ。

 

幸せとは、1日1日を、しっかり、送れること。

もっとも良いのは、地味であること。なんの変哲もなく、平凡であること。

それ以上、私たちは何を望むのだろう。

 

ただ、丁寧には日々を送りたいものだ。

365日、24時間。自分の時間。自分の人生。別に特に楽しいことなどいらない。

じっくり、着実に、今日を生きたという実感さえあればいい。

 

なぜ、書くかと言えば、そうした、時間をしっかり自覚したいからだ。

商売屋に洗脳されてはならない。

思う壺にハマってはならない。