膵臓がんが発覚した母に会いに帰省したとき、一つやってあげたい事があった。


片付けだ。


私の実家には合計4台の冷蔵庫がある
(一台は米用、残り3台はファミリータイプの大きいもの)


親戚が集まる我が家には、食材が常に沢山ストックされている。
というと、聞こえはいいが、飲み物と冷凍した肉や魚たち以外は何が入っているのか分からないにやり

ちょっとした樹海になっているエリアもありつつガーン


それと共に、別の棚にはありとあらゆる調味料と、缶詰め、レトルト食品、即席麺などなどが大量にストックされている。

いや、ストックされすぎだ。


母は『とりあえず買っておこう』タイプなのだ。
割と遅くまで仕事をしていたこともあって、中華系○○の素みたいなもので、夕飯を作る日が多々あった。

それに加え、変わった調味料も好き。

そして、片付けがやや苦手。



極め付きは


『捨てられない』



とにかく物が多い!
故に把握できない
故に片付かない

負の連鎖ショック


でも、これを直接母に言うと嫌がるので、
こっそり減らす作戦を母のいないすきに姉と決行した。


まずは、明らかにNGなものたちの処分
こちらは姉担当。

私は、調味料の小瓶たちの期限をチェックし、残念な結果になったものの中身をひたすら出して、ラベルをはがし、瓶を洗う作業。
家の中が、スパイシーな香りで満たされたねー

『これさ~、お母さん帰ってきたらカレー作ったと思われるんじゃない?』


失笑タラー

などと話ながら、姉と作業を進めた。


レトルト食品については、父が食べそうなものを残し、のこりの(期限切れでない)物については姉が引き取った。




結局、全然時間が足りず、
少し棚が片付いた程度だったぼけー



食についても無理矢理にでも考えさせられるようになった


結局、カレー疑惑事件は母にばれることはなかったぶー