やっと言えた。

あっちゃん、電話の向こうで優しい声がした。

知っとるよ。ちゃんと、伝わってるよ。

わからんけど、涙がでた。


言いたくて、言えなくて、
言わなくちゃって思ってた。
わたしはなにひとつ、与えることができなくて、
与えてもらってばっかりで、
でも恥ずかしくて言えんかった。

やっと、言えたよ。

ごめんね、遅くなって。

電話の向こうで、一緒に泣いてくれてありがとう。

やっぱり、あっちゃんしか居ないよ。

あっちゃんが、 すき。
嘘なんて平気で飛び交う世界が、当たり前で

真っ直ぐに生きようと思うほど、息苦しい


信じても、報われないことも、少なくない


だけど、
わたしは綺麗な世界があるから

生きていたい。
* at one's own pace *-2010091721040000.jpg