乙女ゲームで胸きゅんは得られるか・・?

乙女ゲームで胸きゅんは得られるか・・?

一児の母です!
毎日仕事と子育てと家事に追われ、気付けばきゅんきゅんなんて無縁!

そこで今はやりの乙女ゲームで胸きゅん復活なるか!
試してみます。。。

Amebaでブログを始めよう!


稲葉「…正直な気持ちを聞かせて下さい」


(正直な気持ち…)


「私は…」

「…やっぱり、鷹司と一緒にいたい…」


鷹司が私との未来を選んでくれたように…


例えそれで自分が傷ついたとしても、私も同じように鷹司との未来を選びたいと思った。



火影「うんうん。やっぱりそうだよね」


稲葉「お気持ちが聞けて、安心しました」


火影「これで思う存分、●様の手助けが出来るね」


「えっ…?」




火影「俺たちとしては、やっぱり二人に幸せになってほしいんだよね」


稲葉「私たちだけではありません」

稲葉「●様を応援している方がこの城内には他にもいらっしゃいます」


火影「まずは作戦会議かな…相手はなんといってもあの春日局様だし」


火影「待っててね!絶対に何とかするから」



火影と稲葉はそう言うと、部屋を出て行った。


(二人にああ言ってもらえると心強いな…)


(でも…)


頼ってばかりではいけないと思った。


私は机に向かい、公務に関する書物を開いた。


(せめて、家光様が戻られるまでは影武者の責務をまっとうしよう)


これで少しでも春日局様が認めて下されば…という気持ちで私は勉強に没頭した。



その頃…



●との話を終えた、火影と稲葉が廊下を歩いていると…


??「何やら大変なことになっているようだな」



二人は、青い羽織を着た男性に声をかけられた。


男性は華奢ながら堂々とした振舞いでこちらへと歩いてくる。



火影「っ……!」


稲葉「まさか…」



稲葉が口を開きかけたところで男性は口の前に人差し指をたてる。


??「無粋なことは言うな」


日下「私のことは、そうだな…日下(くさか)と呼ぶように」



稲葉「…はい」


火影「わかりました」



日下「二人に頼みがある」


日下「「上様」の出席される公務へ私も同席できるか…?」




私は広間にて、残すところ数回となった公務を行っていた。


老中「上様、この一件に関しては如何致しましょう」


(これは昨夜読んだ書物に書いてあったはず…)



「その法度(はっと)に関しては…」


昨夜勉強した内容を思い出しながら上様であればどう答えるべきか考えながら話す。



「…以上のように、各大名へ伝えるように」



春日局「……」


春日局様を横目で窺うが、様子を見る限りでは問題なかったようだ。


(良かった…)



ほっと息をつきながら、続く議題を老中に訊ねた。



(無事に終えて良かった…)



永光「今日の●さんは立派でしたよ」



「ありがとうございます」


同席していた永光さんに付き添われながら歩いていると、廊下の向こうへ稲葉の姿を見つけた。



隣には、青い羽織を着た男性の姿がある。



(誰だろう…?)



髪が顔にかかっており、その顔をしっかりと見ることが出来ない。



(幕府のお役人の方かも…)



すると、二人の話声が聞こえてきた。



稲葉「日下様」

稲葉「公務を見られて、如何でしたか」


日下「ああ、「上様」の判断に間違いはなかった」



(日下様…)



話の内容からして、やはり政に関わるお方なのだろう。


そのまま稲葉と日下様は、廊下の先へと姿を消した。


火影「●様」


夕餉を終え、部屋で書物を読んでいると火影が現れた。


「どうしたの…?」



(どこか焦った様子だけれど…)



火影「とにかくついてきて」



こんな時間に何事だろうと思ったものの火影に導かれるままに、庭の端へある蔵の前まで歩いてきた。


そこにいたのは…



「鷹司…」



鷹司と稲葉が、陰へ隠れるように立っていた。


火影「こっちこっち」



そのまま蔵の中へ案内される。



「これは…」


鷹司と一緒に入った蔵の中には立派な駕籠が用意されていた。



鷹司「こんなもの、一体誰が…」


稲葉「それは私の口からは、申し上げられませんが…」


稲葉「今は一刻を争います」


火影「そうそう、すぐ乗って乗って!」



私は鷹司と一緒に駕籠へと乗り込んだ。



私の手を鷹司がぎゅっと握る。



鷹司「…こうして二人でいられるのも」

鷹司「全部、●のおかげだ」



~~~~~回想終了~~~~~~~~~~


経緯を思い出した後、鷹司に訊ねる。


「鷹司はどうしてここへ…?」


鷹司「それが…」


鷹司「何者かが、俺の解放と逃亡の手引きをしてくれたらしい…」