数年前のブログ改めてシェアです。
母の語りで書かせてください。
◇あの時死ぬんだと思った
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お母さんはね、一番下の女で
下に弟が三人いたから
いつも一番下の弟をおんぶしてたの
防空警報がウィーンとなって
押し入れに隠れたり
長い時は防空壕にはいったりしたんだけど
道を歩いてる時にね、いきなり警報がなって
銃弾が落ちてきたの!
もう、ダメだ、と思って
弟を背負ったまま、側溝に入ってね
あの時は、もう死ぬんだと思った。
弟も泣いてないて、でも泣いてるのは
元気なことだから
守れたことに安心してね。
子どももみんな必死だったよ。
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10歳の子が1歳の子をおぶって逃げる。
御先祖様、お母さん、
命をつないでくれて
ありがとう。