富士山に登り始めて



まだ山小屋がみえてきません



ガイドさんが言いました


とにかく深呼吸してください
立ち止まってる時
休憩している時
深呼吸〜〜〜〜

すっーーーーはっーーーー


これが
高山病にならないコツです!





あ!
やっぱり呼吸だ!
一番大事なのは息
あろは〜呼吸法を思い出しながら


すっーはっーー
しながら登り続けました



そのうちにやっと山小屋が見えてきました
ここからは石の上を歩きます〜
軍手をしてくださいね^^


まだまだ元気!と思って
ますます面白くなってきたー☆


なんて
なんて
なんて
思ったのもつかの間でした


石のというか岩の断崖を
よじ登ったり
階段のように登ったり


はぁはぁ、
汗ダラダラ、



山小屋につくと
若いお店のお兄さんお姉さんが




お疲れさまでーす


こんにちは〜



と、声をかけてくれるのです。

もちろん!
お疲れさまでーす
こんにちは〜
ちゃんとお返事したよ
衛藤先生からの教え守ってます^^


自分で自分を上げていかないとね!

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それでもだんだん
足が重くなり
登り坂続きで
心臓が飛び出そうになってるー
と思いながら


いろんなことが
頭に浮かんできます


あーチューリップの子ども達が
はじめて高尾山登る時って
こんな気持ちなのかもなぁ



あーこんなに頑張ったのは
中学のマラソン大会以来かも


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雲の上まできて
山々も見えてきます


この辺りから
休憩もちょくちょく


あとどのくらいですか?
何時間くらいですか?


と、聞いてるのは私だけ(^^;;



飴やチョコが
おいしくておいしくて
一瞬で脳に栄養がまわるのです


そして少し休むとまた元気になる!


富士山の雪を見ながら登り続けます


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夕方を過ぎ
夕日も山の向こう側におり
6時7時と時間がすぎ



見えてる小屋が
こんなに遠いなんてー


あと少しですよ〜
というガイドさん  



できるできると言われて
手を離された
補助なし自転車の練習のように


ここまでここまでと言われて
どんどん後ろにさがっていく
プールでのバタ足練習のように



でも諦めてる人はだれもいなくて

ひとりだったらきっと
嫌になってただろうけど


目的をもった仲間がいること
励まし道案内してくれる
ガイドさんがいること
気持ちは前のめりなこと
そして、ときどき休むこと



なんにしてもそうだなぁ
人生って山登りみたいだなぁと
山登りって子ども産む時みたいだなぁと



空気も薄くなっているので
手がしびれてくるのでした


はぁはぁいいながら



8時少し前に
八合目の山小屋に到着!!!




やったーーーのぼりましたね!!



ガイドさんと握手🤝

うーん。
達成感。


お腹すいた(笑)


山小屋で少なめの
カレーハンバーグをいただきながら
仮眠後の頂上登山のお話


今、頭が痛い人は
もっと悪くなるので
やめておいたほうがいい
具合が悪くなっても戻れません
ご来光はここでみても同じです
上は混むので
登山道が渋滞で動けなくなります
強風で寒い中を待つことになります
ここで頂上に登ったのと同じです

などなど


うーん、人に迷惑を
かけることになるのはなぁ


ここまで来たら大大大大満足
頭痛の中、よく頑張った
いつも自分を褒めているけれど
より自分の心と体を褒めて労わって


これ以上頑張ることはやめました。


やめる勇気(マツダミヒロ、著)笑


これは私にとっては画期的なこと。
基本、人の話を聞かないので(^^;;


でも、これも人の話というより



自分で決めたこと

私の頂上はここです!!


ってね(^ν^)



ちょうどこの日始め満月
初めは紅く光っていました

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すこしすると

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朝のご来光は4時。
それまで寝袋で仮眠しますが
いびきをかいてしまうので〰︎
気になって


雑魚寝で他人とくっついて
落ち着きません


でも横になって目をつぶることが
大事な休息になると書いてあったので
そのとおりにじっとしています




そうしたら夢を見ました





話はちょうど10年前になります
不登校になった15歳のみゆと
富士山五合目、外で一夜を明かす
イベントに参加したのです
凍えて死んでしまうのではと
思った辛い時間でした

それに耐えて、日の出をみながら
みゆと
『生きてるってすごいことだね
   来てよかったね』と語り合ったのです



あの時から10年
忘れていたのに
こんな夢をみたんです



家に帰ったら
犬猫がいっぱいいて
ワンニャンすごい騒ぎで
いつもと違う空気で


えっ?あれ?!

みゆ、みゆ、みゆは????


胸騒ぎがしてお風呂場にいくと
みゆがぐったりして
目をつぶっていたのです




みゆ、いかないでー
ママをひとりにしないで
みゆ、ひとりでいかないでー



夢の中で私は
みゆを抱きしめながら
号泣していました



うそ、これは夢、夢でしょ
夢であってほしい!


そう思ったら目が覚めました


胸がドキドキしています。。。




虫の知らせかも!?
怖くなってすぐにラインしました。
みゆ元気にしてる?って。


朝、元気だよー
えーもう10年前なの
あの時はなんだったんだろうって
今は思えるよ〜^^と返信




私、思ったんです。
みゆが不登校から心の病にまでなって
死にたい、って言ってたとき
絶対に大丈夫!
そんなことあるわけがない、って。
時々心配で早退させて
もらったこともあったけど
基本は、なんでも大丈夫!

の私なので。


でもね、封印してたんだね
心配や不安、恐怖を。
10年かかって
天に近づいて魂そのものに
近くなったとき


大丈夫の言葉で隠していた心が
バーンとでてきて
飛び散った!!!!


思ってもないような
みゆへの言葉がでてきて
本当に愛してるんだなぁと
親なんだなぁ
お母さんになれてよかったなぁと

強烈に思えました。
もしかしたら
これを体験するために
ここにきた!?!?



ご来光チームに行ってたら
この夢もみれなかった
だとすると
高山病も天からの
プレゼントかもしれない♡


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じわじわとお日様がのぼり始め
周りがだんだんオレンジ色になりました


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帰り道は個人で下山。
なのでゆっくりゆっくり

予定2時間のところを
4時間くらいかけておりてきましたよ。




まだまだ書きたいことは
いっぱいあるような気がするけど
富士山から体は戻っても
心がまだ半分あちらにあるようで
なんだかふわふわです。
ここいらで、区切りをつけますね。



明日はお土産のクッキーを
子ども達と食べて
富士山の話をして
下界でしっかり地に足つけて
生きていきます。


いってよかった。


です。(*^^*)



旅日記、おつきあい
ありがとうございました。


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