実際走るのが仕事の実業団のマラソン選手は一般的に1000～1400キロくらい走ります。もちろんこれは鍛錬期であってレース前後は落とすのでしょうけどね。
月間に1000キロとか1400キロって有り得ない。。って思うかもしれません。
もちろん実業団選手は強度の高い練習で1000キロ以上走るのだから相当キツいと思います。でも1000キロ走るだけなら月間走行距離200キロの市民ランナーであっても仕事しなくていいからとにかく走れと言われたら走れると思います。
もちろん実業団選手のメニューでは無理です。。。
例えば週一日完全オフの日を作っても月に25日走れます。一日40キロ走ればいい。
キロ6分で走ると4時間。
フルタイムの仕事をしてると相当厳しいです。
でも仕事しなくて走れって言うなら、
朝 10キロ
朝飯
午前 15キロ
昼飯
昼寝
自由時間
夕方 15キロ
晩飯
入浴
自由時間
就寝
これなら週6回余裕で出来ます。
だけど市民ランナーの大半は仕事(家事含む)をしてます。
ふと。。。
体力や気力に関わらず、物理的に見た場合、一日にどれだけ走る時間があるのだろうか？
って思った。
私が一般的かどうかは分からないけど、平日の24時間のうち固まってる時間を列記すると。
・通勤時間 1.5時間
・勤務時間 10.5時間(昼食含む)
・睡眠時間 7時間
・食事時間 1時間
・その他洗顔入浴トイレ他 1時間
これだけで22時間。。。
一日の余暇はたった2時間
平日5日で10時間 (__;)
土日は通勤時間＋勤務時間の12時間がなくなるから14時間。だから土日で28時間。
そうすると一週間で38時間。
キロ6で走ると週に380キロ。
１ヶ月は4週ちょいだから1600キロくらいでしょうか。。。
これは余暇時間のすべてを走ることに割り当てて、土日は２日で280キロ走るってことだから非現実的な数字です。それでも1600キロなんです。
少し現実的にするために土日は一日につき60キロ制限とすると、週に220キロだから月間では900キロくらい。
それを考えると知り合いの市民ランナーでも月間走行距離が800～1000キロなんて人いるけどホント凄いと思います。すべてを走ることに注ぎ込んでいるわけですから。
自分の話に戻って、すべての余暇時間を走りに注ぎ込むことが出来るかと言うと出来ないししたくもない。
もうこれは価値観です。
私は付き合いで飲むことはある(と言うか多々有りすぎる。。)し、新聞読んだり、読書したり、ボーッとテレビ見る時間も欲しい。家族や仲間と語る時間も欲しい。整体でケアもしたい。練習に行くための移動時間もある。
そうすると、
睡眠時間削るか？仕事時間を削るか？早飯するか？入浴時間削るか？昼休み時間を削るか？ 等
何かを犠牲にしない限り今月のように夏期休暇がない時期においては、平日の余暇時間のうち練習にあてることが出来るのは半分の5時間(→50キロ)。土日だって予定があるから土日で40キロです。そうすると月間走行距離は400キロが限度です。
ただ400キロも相当ストイックにやらないと難しい。。
そうすると今年に入ってからの平均260キロを少し上回る300キロがいいとこなんだと思います。
まあタイムマネジメントをしっかりすれば、平日は一日2時間しかないとした余暇時間はもう少し増えるかもしれないし、通勤ランや昼間走れる職場環境なら練習時間は増やせると思います。
私の考えは走れるなら出来るだけ走った方がいい。でも練習に使える時間が300キロ相当であるなら、その前提で最大限効果の上がる練習を考えて実行するしかないと思います。
まあ何事も一緒だけど制約のあるなかで考えてやるから面白い。。
最大限の効果を上げるためには、距離稼ぎのジョグは出来ない。。時間の取れる週末にロング走を入れて時間のない平日にはさっくり終わるスピード練習を週一回は入れる。あとレースまでの期間によっても、身体を作る時期、スピードをつける時期、調子を上げてく時期に分けて練習内容を変えてく必要はあると思う。
ただ私の例より時間の取れない方は、帰宅ランを取り入れるとか、仕事中に近い距離なら電車移動しないで早歩きするとか、いろんな工夫が必要だと思います。
以下追記です。
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