センター試験まで
あと一週間。


この一年頑張って来た
浪人生にとっては
待ちに待った瞬間だ。


頑張れなかった受験生には
不安の募る日々だ。


いずれにせよ、
ラストスパートをかけるしかない。


余程準備をやって来たものでない限り
程度の差こそあれ、
不安は残るものだ。


その不安に勝つか負けるかは
本人次第である。


結果など気にせず、
今までやって来たことを
定着する迄
繰り返し復習することだ。


ぼんやり記憶にとどめることより
確実に使えるようになる迄
しっかりやることだ。


センター試験がキミを取って喰うことはない。
ならばセンター試験と対峙して
センター試験を味わい尽くすしかないのだ。


「不安」なんかに負けるな。
復習に復習を繰り返して
「不安」なんぞ喰ってしまえ。


そこに必ず活路はある。


あと一週間
十分睡眠をとって
寸刻も惜しんで
復習を繰り返すのだ。


キミに栄冠あれ。

年の瀬も迫り、センターまであと28日とあいなった。


4週間は余りにも短いが、
結構沢山勉強できるものだ。


余裕を咬ますのは禁物だが、
焦って空回りするのはもっと危険だ。


時限設定のある試験のことだから、
完璧に準備して迎えられる筈もなく、
不安に慄きながら受験に向かうことも無駄だ。


日々丁寧に勉強することだ。


急いでいろいろ勉強するより、
重要なことを繰り返し復習して
完全に理解しながら進むことだ。


あせらない、あせらない。


センターはスピードが大事だと言われる。


その通り。


しかしながら、ゆっくりしっかり繰り返せ。

ひとがやらないくらい何度も繰り返せ。


5回6回とか10回20回とかセコイことを言わず、
100回も200回も繰り返せ。


そうすれば、スピードなどは養成されるものだ。


これからの1ヶ月は、完全なる復習が大切なのだ。


どうせ年末年始は周りがうるさいのだから、
復習の復習の復習をやってみよう。


必ず手応えがあるし、
自信もついていく。


浪人生も 高校3年生も


受験生はガンバレ!!

久し振りに筆を執る。


秋一番の吉報がある。
件の浪人生が防大に合格した。
推薦入試の狭き門を掻い潜ったのだ。


春以降 夏も努力し続けた。
英語も 英検に挑んだり、音読を徹底したり。


実力で言うならセンター試験9割超である。


チョッピリ苦手な行間を読む訓練もある程度乗り越えた。
面接の訓練も
最初は緊張して、真っ白になることもあったが、
他人との比較をやめてから
自分の持ち味を発揮し始めた。


合格してから、
防大に合格した友人と防大の開校式に出掛けたり、
ある武道館の館長さんにアポをとって会いに出掛けたり、
積極的になった。


昨日も防衛省の担当官が見えて、
立派な合格生であると褒めて帰られた。


どうも外交辞令でもなさそうだ。


兵庫県の合格者は7名。
神戸市では20数名の受験者の中で唯一の合格者らしい。


本人の精進は勿論のこと、
ご家族の努力や支えも大きかったものと思う。


「努力は人を裏切らない」というが、
全くその通り。


本人とご家族にはオメデトウ。
浪人生や現役の受験生にはまだまだいけると言いたい。



ゴールデンウィークも過ぎて

受験勉強が本格化して来る時期である。


去年気付かなかったことに気付くこともある。


調子が乗って来た人も、調子が乗り切らない人もあるだろう。


とにかくあせらずコツコツやることだ。


重箱の隅をつつくようなマネはよして、

受験の基本に立ち返ろう。


度々言うことだが、キミが受けようとする大学の問題は

キミに何を要求しているかを知ることだ。


過去問に当たって、その解法を覚え込んだところで、

その問題は二度と出ないのだから詮ないことだ。


過去問はキミに何を求めているのか、それを知ることだ。


受験は恋愛に似ている。


相手を知らずして恋は成就しない。

自分を知らずして恋の花咲くことはない。


今の自分の実力のなさを受け入れ、謙虚になって

自分の身に知恵をつけておくべきなのだ。


志望校を受験するということは、

その大学の存在を好きになることであり、

その入試問題と向き合う時、心底楽しむことなのだ。


問題の主旨と解法の裏表を熟知し、出題意図を受容することだ。



5月はすがすがしい季節だから、

心弾ませながら受験勉強を楽しもう。





京大の現国の問題を読んだ。

橋本治の作品を取り上げたものだ。


活字離れについての話題であるが、

文章も橋本治らしくトンチの利いたものである。


設問も理系のそれらしく

緻密さを問うものでなかなか面白い。


合格する学生にはそれ程難しくはないが、丁寧に読み込まないと

設題の趣旨に叶う答えを引き出すのは難しかろう。


試験本番の時間のない中で解いたり、

受験勉強もあせって短時間でやってやろうなどと思って解こうとしたりすれば、

上っ面に滑って十分な解答に行きつかないであろう。


今は問題を解くより、時間をかけて十分に読み取ることだ。


時間を気にせず、ゆっくりゆっくり解読し、

何度も何度も繰り返し読むことだ。


読み込んだ後に設問の答えを考えることだ。


設問を解いてから、もう一度問題文を丁寧に読み込むことだ。


そして解き直す。


この繰り返しをしながら、

これ以上の理解と表現は出来ないというところまでやろう。


そして、この上なくハイスピードで理解できる読み方で出来た時

本当に出来たということになる。


そこまでやると、他の問題についても応用力がついて来る。


あせらず、ゆっくリズムで繰り返しやることが何よりも重要なことだ。