アドラー心理学で自分を知り
新しい『わたし』を発見
活き活きママを応援します
Kumi♪です。
たくさんのブログの中から、
私のブログを読んでくださり、
本当にありがとうございます
病気で入院中の母は
今や介護状態です。
母のお見舞いに行くと
色々と思い出します。
息子が生まれた時に
母は既に
腰を痛めていました。
それなのに
私達親子のために
食事を作り洗濯をし
部屋の掃除をし
生まれたばかりの
息子をお風呂にも
入れてくれました。
息子のお風呂の時間は
とても嬉しそうでした。
息子が大学生になるまで
生きていられるかな〜と
こぼす母に
「生きていてね。」
と約束をしました。
約束の大学生まで
あと一年。
息子の話をすると
どんな話題よりも目を輝かせます。
動かせないながらも身体を
こちらに向けようとしながら
身を乗り出そうとします。
息子は母にとって初孫です。
しかもたった一人の孫。
母は言います。
今もベッドで一人考えることは
家族のことだそうです。
「母親は子供を産んだら死ぬまで母親。
家族のことは一生心配なのよ。」
とこの前も話していました。
それは以前の母とは
全く変わらない表情で。
今でも自宅に帰ることを
心の支えに
懸命にリハビリを続けています。
集中力も高く
辛くても
決して諦めない姿に
どんな時でも
前向きに生きる姿に
心を打たれます。
こういう時にこそ
その人の本質が現れる
気がします。
私達家族の中で
今一番
一所懸命生きているのは
母だと思います。
親は人生の先輩。
昔は家で産まれて
人生の最期も家で
迎えていました。
そして
病気や怪我、災害や飢饉とかで
亡くなる人も多かったので
今の私の年齢まで生きる人は
少なかったと思います。
短い人生の中で
産まれる時も死ぬ時も
家族で支え合い
家族で見送った。
「死」は身近だったと思います。
しかし今は
病院で産まれ
病院で亡くなる。
医療の発達により
人生が長くなり
「死」を意識する事は
ほとんどありません。
それだけに今まさに
「死」と直面し別れが近づくなか
それでも生きることを
諦めない母の姿に
「生きる」とは何なのかを
真剣に考えるようになりました。
母からの
人生最後のメッセージ。
意図しなくても
親から子供へ
何かが伝わるのですね。
きっと父や姉や弟も
何かを感じていると思います。
重たい話になりましたが
今日も最後まで読んでくださり
ありがとうございます。
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